施工事例
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マンションの出窓周辺から雨漏り!シーリングやり替え・クラック補修・タイル用クリアー防水塗装で解決 吹田市
2025.01.24


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before
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after
地域 :吹田市
建物の種類:RC造4階建て
築年数 :約25年
工事の種類:補修・シール・防水
箇所 :外壁一部
広さ :防水約60㎡/シール約70m/クラック補修数箇所
作業人員 :約20人工
基本情報
- 費用
- 約70万円
- 工期
- 約2週間
施工内容
- 足場を組む
- 目地部のシーリングをやり替える
- 出窓まわりのシーリングをやり替える
- クラックにエポキシ樹脂を注入する
- タイル用のクリアー防水塗装を行う
吹田市のUマンションで、出窓まわりなどのシーリングやり替え・クラックの補修・タイル用クリアー防水塗装を行いました。
Uマンションは、以前に廊下の長尺シートの部分貼り替え工事などをご依頼いただいたマンションです。
オーナー様から「出窓のあたりから雨漏りがある」とご連絡をいただき、現地調査を行いました。
建物はRC造で、外壁はタイル貼りです。
シーリングの劣化やクラック(上の写真、オレンジで囲っている箇所)が多く見られました。
10年ほど前にも、別の業者さんに雨漏りの対策工事を依頼したようですが、出窓まわりのシーリングをやり替えていなかったり、防水性の低いタイル保護塗装しか行われていなかったために、その時は雨漏りが止まったものの、再発してしまったようです。
そこで今回は足場を組み、出窓まわり・目地部のシーリングのやり替えを行うこと、そしてクラック部にエポキシ樹脂を注入して補修すること、仕上げにタイル用クリアー防水塗装を施すことを提案し、工事に至りました。
今回の工事の流れ
それでは以下で、今回の工事の流れを解説します。
【1】足場を組む
今回の工事範囲に、足場を組みました。
外壁に足場固定用の穴を空けないようにするため、ベランダの手すりを使って固定しています。
また、1面ではなく2面に設置することで、足場をしっかりと安定させました。
さらに、全面に養生シートを張ると、風を受けて足場が倒れる危険性があるため、施工中の部分のみに、その都度養生をしました。
【2】目地部のシーリングをやり替える
目地部の既存のシーリングを、撤去しました。
プライマー材を塗布しました。
新しいシール材を打ち込みました。
【3】出窓まわりのシーリングをやり替える
出窓(サッシ)まわりの既存のシーリングを、撤去しました。
新しいシール材を打ち込みました。
【4】クラックにエポキシ樹脂を注入する
外壁のクラックに、エポキシ樹脂を注入しました。
座金をセットして、注射器のような器具で注入する方法もありますが、今回は後にクリアー防水塗装を行うため、工事期間が短くて済んで費用を抑えられる、この方法を採用しました。
【5】タイル用のクリアー防水塗装を行う
外壁タイルに、タイル用プライマー材を塗布しました。
タイル用のクリアー防水材を塗布しました(2層塗り)。
クリアー防水材を2層施すことで厚みがつき、今後新しく中でクラックが入ったとしても、表面には表れにくくなり、防水性能が維持されます。
クリアー防水材は塗っている時は白っぽい色をしていますが、乾くと透明になります。
材料は、ツヤあり・ツヤなし・半ツヤを選ぶことができ、今回は元のタイルの質感に合わせて、ツヤなしを選択しました。
塗装する面と、塗装しない面の差が生まれにくく、違和感をなくすことができます。
トップ材の2層塗りを行ったら、今回の工事は完了です。
まとめ
今回の工事の結果、雨漏りは無事に止まりました。
(雨予報が近かったので、実際の雨を待ち、雨漏りしないことを確認しました。雨が降りそうにない場合は、水をかけて確認します。)
10年前に工事を行った別の業者さんは、おそらく工務店さんか、塗装屋さんだと思います。
本来であれば、雨漏りの対策工事は、それを得意とする防水屋さんに任せるほうがいいです。
そうすれば、目的とズレた対策工事を行われることはないでしょう。