施工事例
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社屋バルコニーの防水工事(通気緩衝工法)!狭く入り組んだ場所でも綺麗に仕上げる 大阪市平野区
2025.05.26


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地域 :大阪市平野区
建物の種類:鉄骨造5階建て
築年数 :約30年
工事の種類:防水
施工箇所 :バルコニー部
施工範囲 :約15㎡
作業人員 :約8人工
基本情報
- 費用
- 約20万円
- 工期
- 約4日間
施工内容
- 土間目地を撤去して、シーリング処理を行う
- プライマー材を塗る
- 通気シートを貼る
- 立ち上がり部分にメッシュクロスを貼り、ウレタン防水材を塗る
- 床面にウレタン防水材を塗る
- トップ材を塗る
普段から付き合いのある塗装屋さんからのご依頼で、社屋5階のバルコニー部への防水工事を行いました。
社屋は築30年で、防水工事を行うのは初めてです。
ALC外壁にクラックが多数発生していることや、外壁のシーリングが劣化していることなどが原因で、数箇所で雨漏りが起きていました。
(今回の記事では割愛しますが、並行して外壁工事も行いました。)
今回のバルコニーの防水工事の流れ
それでは以下で、今回のバルコニーの防水工事の流れを紹介します。
バルコニーには、ところ狭しと室外機が6台ほど置かれていました。
配管に負荷がかからないよう注意しながら、手すりを利用して吊り上げたり、作業用の架台に仮置きして都度ずらしたりして、作業を進めました。
施工前のバルコニーの床面はモルタル仕上げで、その下に新築時の防水があると思われました。
【1】土間目地を撤去して、シーリング処理を行う
既存の土間目地を撤去した後、シーリングを充填しました。
【2】プライマー材を塗る
バルコニーの床面・立ち上がり部分・手前側手すりの架台・奥側手すりの天端などに、プライマー材を塗りました。
【3】通気シートを貼る
今回採用する防水方法は、「通気緩衝工法」です。
通気緩衝工法とは、下地と防水層の間に通気緩衝シートを挟み、下地から発生する水蒸気を逃がすことで、防水層の膨れや剥がれを防ぐ工法のことです。
各所、メッシュ状の補強クロスを貼りました。
メッシュ補強クロスは、ウレタン塗膜防水の強度を高めて、ひび割れや衝撃に強い防水層を形成するために貼ります。
改修用ドレーンを取り付けました。
架台は載せてあるだけなので、シーリングで固めました。ある程度の動きを抑える役割があります。
【4】立ち上がり部分にメッシュクロスを貼り、ウレタン防水材を塗る
立ち上がり部分すべてにメッシュクロスを貼り、ウレタン防水材を塗布しました、
【5】床面にウレタン防水材を塗る
床面に、ウレタン防水材を塗布しました。
1層目が完了しました。
室外機の配管の根元が折れないように(折れるとガスが抜けてしまう)、十分気を付けて作業しました。
ウレタン防水材の2層目を塗布します。
【6】トップ材を塗る
トップ材を2層、塗りました。
ドレンキャップも新しくなりました。
以上の工程をもって、今回のバルコニーの防水工事は完了です。
まとめ
今回の防水工事と、並行して行った外壁工事の結果、雨漏りは止まりました。
室外機が多く、狭い場所で作業は大変でしたが、綺麗に防水が仕上がりました。