施工事例
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FRP防水の補修工事|ベランダ床の表面が剥がれて心配 東大阪市大蓮
2018.06.15
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ベランダ防水の表面が剥がれて心配
東大阪市大蓮の木造住宅(2階建)にお住いのY様からのご依頼です。
「10年くらい前にやった防水の表面が剥がれてきて目立つようになっています。雨漏りはまだしてないけれど心配だから、一度プロに見に来て欲しいのですが…」
お伺いすると、約6㎡のベランダのFRP防水のトップコート材が剥がれてきている状態でした。
以前の施工がしっかりしており、表面の劣化以外に傷んでいる部分はありませんでした。
今後も10年以上住みたいので保証のつく防水にしたい
今回のようにトップコートだけが剥がれている場合は、トップコートを塗り直すだけでも防水はかなりの期間使用可能です。
しかし、Y様は「今後10年以上この家に住みたいので、保証のついたしっかりとした補修工事をして欲しい」とご希望されました。
FRP防水の上から重ねて施工する重ね工法を提案
Y様のご要望を考慮して、今回はFRP重ね工法をご提案いたしました。
既存FRP防水を剥がしてやり直すこともできますが、剥がすにはかなりの時間がかかり、費用も跳ね上がります。
幸いにも既存防水がしっかり施工されていましたので、その上から新たなFRP防水層を形成することで、費用も抑えることができ、10年の保証も付きます。
施工内容
- 既存防水層の研摩処理
- 周囲の養生
- プライマー材塗布
- FRP防水層作成
- 防水層の研摩処理
- トナー入りFRP樹脂塗布
- トップコート材塗布
ベランダ防水補修(FRP重ね工法)の工程
1.既存防水層の研摩処理
防水層の剥がれた部分や剥がれかけた部分を平滑にします。
さらに、剥がれていない部分も表面をヤスリで削ってザラザラにし、防水材が定着しやすいようにしておきます。
2.周囲の養生
出入り口となる窓や、パラペットの金属部分に防水材がつかないように、ビニールやマスキングテープで養生します。
3.プライマー材塗布
防水材の定着を良くするプライマー材を全体に塗布します。
4.FRP防水層形成
ガラスの繊維でできたマットにFRP樹脂を染み込ませながら、防水層を形成していきます。
5.防水層の研摩処理
防水層が固まったら、表面の凹凸をヤスリで平滑にします。
凸凹の部分を残すと、使用中に擦れて劣化しやすくなるので、防水層作成段階でそのような原因をなくしておくことが大切です。
6.トナー入りFRP樹脂塗布
トナーと呼ばれる粉末インクで薄く色をつけたFRP樹脂を重ね塗りします。
FRP樹脂そのままだと、暗い茶色っぽい色がトップコート材に透けて見え、ベランダ床がくすんで見える原因になります。
あらかじめ白っぽい色をつけておくことで、トップコート材が下地の影響を受けず、発色が良くなります。
また、トップコート材が剥がれた時も2重塗りすることで劣化を少し防ぐことができるという働きもあります。
7.トップコート材塗布
最後に、FRP防水層を紫外線から守るトップコート材を塗布して作業は終了です。
防水の剥がれに早く気づいたので長持ちする補修工事ができた
今回は表面が剥がれたFRP防水に10年保証のつく重ね工法による補修工事を行いました。
きれいになったベランダをみてY様にもご満足いただくことができました。
FRP防水は劣化を放置すると、浮き上がったり、割れたりして、住宅に大きな損害を与えます。
そうなってからだと工事費もかなり高額になりますので、Y様のように「剥がれてきたなあ、一度見てもらおう」など、早め早めに補修工事をしておくという考えが大切です。
その際、しっかりと保証のある工事を行うことで、安心して長く住める家を保てるかと思います。
東大阪市大蓮で剥がれたベランダ防水の補修工事をするならヤマナミにお任せください!