施工事例
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EVピットの防水工事|溜まった水の排水・清掃・防水工事 大阪府堺市西区

2018.09.27

EVピットの防水工事|溜まった水の排水・清掃・防水工事 大阪府堺市西区
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7階建てマンションのEVピットに黒い水が溜まっている

大阪府堺市西区のSマンションの管理組合員様から「EVピットの中に黒い水が溜まっているので、見に来て欲しいです」とご依頼いただきました。

Sマンションは7階建てで、エントランスにエレベーターはありました。

以前から定期点検時に、水が溜まっていることに気づかれていたそうですが、なかなか業者に来てもらうタイミングがなかったそうです。

水深は10cmほどで、多いときは15cmほどまで上がってきているとのことでした。

エレベーターの潤滑油が溶け出して水が黒くドロドロになっていた

水が黒くなっている原因は、エレベーターの潤滑油などが溶け出して時間が経った結果黒くなっていたようで、ドロドロの状態でした。

水が澄んでいた場合、排水後すぐに防水ができますが、今回のように油分を含んだドロドロ汚れが付いている場合は、防水の強度を高める為清掃をしてから行う必要があります。

まずは排水を行った後、清掃し、その後防水工事を行うことをご提案し、お任せいただくことになりました。

基本情報

費用
約50万円 約10㎡
工期
約1週間 約14人工

施工内容

  1. 排水
  2. 清掃
  3. 止水セメント工事
  4. カチオンフィラー下地処理
  5. 防水材塗布1層目
  6. 防水材塗布2層目
  7. 防水材塗布3層目
  8. トップコート材塗布

EVピットに溜まった水を抜いて掃除し防水工事する工程

Ⅰ.排水作業

溜まっている水は、油分多く含んでおり、そのまま下水に流すことはできませんので、今回は産廃処理業者に依頼し、バキュームカーを手配しました。 

裏手の駐車スペースからホースを入れて、EVピット内の汚水を吸い上げました。

Ⅱ.溜まった汚れを清掃

排水後、溜まった汚れを洗剤で掃除し、その後水を注いで、洗い流し、その水もホースで吸い上げました。

Ⅲ.防水工事

1.止水セメント工事

EVピット内の漏水箇所と思しき角部分などに、止水セメントと呼ばれる防水効果のあるセメントでひび割れや隙間を塞ぐ工事を行いました。

翌日確認すると、まだ漏水が見られましたので、その部分をさらに止水セメントで固めました。

2.カチオンフィラー下地処理

EVピット内には汚水の油分が少し残っている状態でしたので、念のため、下地処理として、カチオンフィラー下地材を塗布しました。

油分が表面に残っていると、防水の強度が削がれ、内側から傷んでしまう恐れがあります。 

3.防水材塗布1層目

貯水タンクなどに使用するポリマーセメント防水材をタンク内に塗布します。

固めに練った防水材を、コテでしっかりと塗り固めるようにします。

 

4. 防水材塗布2層目

1層目あらかた塗った防水層の表面に、さらに防水材を塗ります。今後は表面を整えるようにローラーと、角部分にはコテを使って作業をしました。

5. 防水材塗布3層目

さらに表面を整えるため、ローラーで3層目の防水材を均一に塗布します。

6.トップコート材塗布

最後に、防水材の表面を保護するトップコート材を塗布して作業は終了です。

工事期間中はエレベーターが使えないけれど…

工事期間中はエレベーターが使えなくなります。事前に管理組合様から、住民の皆様に周知していただきました。

ただ、工期中に一度、どうしても荷物を運ぶためにエレベーターを使いたいというかたがいらっしゃったので、排水後のEVピット内部を乾燥させる日に、稼働しました。

防水工事から1ヶ月後の点検でEVピットの漏水がなくなったことを確認

工事から1ヶ月後の定期点検で、EVピット内の漏水がなくなっていることが確認できたとのことで、お客様にはお喜びいただけました。

EVピット内は、地下にあることがほとんどでどうしても水が溜まりやすい箇所です。

少しでも水が溜まっていることが確認できたら、なるべく早く、防水処理をされることがおすすめです。

 

大阪府堺市西区でEVピットの防水工事を依頼するならヤマナミまで!