施工事例
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ビル地下の雨漏り工事|雨漏りで電灯が壊れた 神戸市中央区
2019.01.31
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地下1階の天井から雨漏りで電灯が壊れている
神戸市中央区のTビル様からのご依頼で地下の雨漏り補修工事を行った事例です。
地下の電灯付近から雨漏りがあるようで、すぐに電球が壊れ、天井にもシミができて気になってきているとのことでした。
早速現地を調査したところ、1階から地下まで続く外壁に大きなクラックがあり、地下の天井裏内部まで続いているようで、おそらくこの天井裏まで続いたクラック伝いに雨水が建物内に入っていると考えられました。
真上の1階部分は室外機などがある吹きさらしで、防水状況もモルタルむき出しで、十分とは言えない状態でした。
今回は、電灯交換も兼ねて天井内部を調査し、クラックがあれば補修し、その他目に見えている外壁のクラック補修と、1階の防水工事を行うことをご提案しました。
基本情報
- 費用
- 約50万円
- 工期
- 約6日間 約10人工
施工内容
- 天井めくり
- 天井裏から調査
- 天井裏から樹脂低圧注入
- 天井ボード貼り
- ジップトーン貼り
- 電灯取り付け
- 外壁クラックに樹脂低圧注入
- 1階床部に防水プライマー塗布
- ウレタン防水材2層塗り
- 防水トップコート材塗布
地下1階の雨漏り補修工事と電灯取り替え
1.天井めくり
電灯を取り外し、天井裏から雨漏りの調査をするため、電灯付近の天井を剥がしました。
シップトーン呼ばれるパターンがあしらわれた天井パネルをキリのいい3枚だけ取り外し、下地ボードは切り取ります。
2.天井裏から調査
天井裏に入り、内部の状況を確認すると、モルタルの天井にクラックが入っていました。
3.天井裏から樹脂低圧注入
クラックにエポキシ樹脂の低圧注入を行います。
低圧注入は、細いクラックの隅々まで樹脂を染み込ませ、しっかりと塞ぐときに使う工法です。
クラック表面に剥離シールと呼ばれる保護材を塗布した後、均等に行き渡るように設置した注射器で1日かけて樹脂を注入します。
翌日、注射器と剥離シールを剥がします。
4.天井ボード貼り
内部の補修が終わったので天井を元の状態に戻していきます。
先に天井を貼り直してから、電気を取り付けるという順序で始めます。
ボードは切り取られた形に合わせてカットしビスで取り付けます。
5.ジップトーン貼り
ジップトーンは同じ大きさの3枚を同じようにビスで固定します。
6.電灯取り付け
天井板をくり抜き電灯を設置します。
長持ちするように、LEDの電球を取り付けさせていただきました。
外壁と1階床部の防水工事
1.外壁クラックに樹脂低圧注入
天井裏から1階まで続いていたクラックには、天井裏と同様エポキシ樹脂を低圧注入しました。
補修後は剥離シールを剥がします。
2.1階床部に防水プライマー塗布
1階の床部分のウレタン防水の下準備として、接着を高めるプライマー材を塗布しました。
3.ウレタン防水材2層塗り
ウレタン防水材を2度塗りして防水層を形成します。
4.防水トップコート材塗布
最後に防水層を保護するトップコート材を塗って作業は終了です。
地下1階の雨漏りが止まり電灯も問題なく使えるようになった
作業後、「気になっていた雨漏りと電灯の問題が解決してよかったです」とご担当者様はお喜びでした。
しばらく経過しても雨漏りが再発することはなかったようです。
今回は地下の雨漏りですが、通常の屋根や天井からの雨漏りでも、電気系統に影響を及ぼし漏電などを起こす危険性があります。
雨漏りがある場合、「水が染み込むくらいどうってことない」と思わず、建物や配線のことを考え、一度専門業者に調査してもらうことがおすすめです。
神戸市中央区で地下の雨漏り工事を依頼するならヤマナミまで