施工事例
works
ビル屋上の錆び付いた笠木を塗装工事 大阪市阿倍野区
2019.04.17
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屋上笠木が錆びて色あせてきている
大阪市阿倍野区のビル屋上の笠木(立ち上がり部分にかぶせる部材)の塗装工事とシーリングを行った事例です。
こちらのビルでは、台風で倒れた室外機の撤去と防水のやりかえを行い、その際に、劣化が進んでいた笠木の補修もご提案し、工事に至りました。
【室外機撤去リンク】
笠木は幅が50〜60cm程度で外周や内部の立ち上がりを含めて長さは60mほどの長さでした。
全体的に錆が出ており、特に内部の立ち上がり部分は元の色がほとんどわからない状態でした。(写真は室外機撤去前)
また、立ち上がりと笠木の境界部分の隙間のシーリング材が劣化してきていたので、打ち替えを行うことになりました。
ご依頼主さまは元と同じ薄緑色の塗料をご希望でしたので、似た色を用意して作業を行いました。
基本情報
- 費用
- 約30万円 約 36㎡
- 工期
- 約1日 約4人工
施工内容
- 既存シール撤去
- 養生
- プライマー塗布
- シーリング
- 床面養生
- ケレンがけ
- 錆止め塗布
- ウレタン樹脂塗料で塗装
屋上笠木のシーリングと塗装工事の工程
1.既存シール撤去
既存のシーリング材を撤去します。端部から切り込みを入れ引き剥がしていきました。
2.養生
周囲の笠木部分にシーリング材がはみ出ないように、テープ養生しました。
3.プライマー塗布
シーリング材の接着をよくするためのプライマーを塗布します。
4.シーリング
変成シリコンのシーリング材でシーリング処理を行いました。細い隙間にシーリングガンで充填し、表面をバックアップ材で整えます。
これでシーリング工事は終わりです。
5.床面養生
次に笠木塗装の準備に取り掛かります。やりかえたばかりの防水床面に塗料が垂れ落ちないように、ビニールのシートで養生しておきました。
6.ケレンがけ
笠木表面のサビを金タワシでこすり落とします。塗装時の凸凹をなくすほか、サビが残っていると、塗り直した後もわずかな酸素と反応して、塗装内部で腐食が進むことがあるからです。
7.錆止め塗布
下塗りとして、表面に錆止め材を塗布します。錆止め材は一般的に赤色と白色がありますが、今回は表面に薄緑の塗料を塗りますので、透けて見えないように白色を選びました。
8.ウレタン樹脂塗料で塗装
表面を防水性の高いウレタン樹脂塗料で塗装します。色は先述の通り、以前と同じような薄緑色のものを用意しました。
ムラが出ないように均等に塗布し、透け感をなくし厚みをつけるため2度塗りしました。
笠木に錆止め塗装をしてシーリングで隙間を補修した
防水も新しくなり、茶色く錆びていた笠木も塗りなおしてピカピカになった屋上を見て、ご依頼主様は大変お喜びでした。
雨風を受けて劣化しやすい屋上笠木は、実は建物の中でも雨漏りの原因となりやすい部分です。
いくらしっかり床防水を行っていたとしても、笠木の隙間から水が入り込むと、雨漏りのほか、建物を傷める原因となります。
金属笠木の場合は、錆にも注意が必要です。錆びて腐食した笠木に穴が開いて、そこから水が入るからです。そうなってしまう前に、少なくとも10年に1回は点検を行うことがおすすめです。
大阪市阿倍野区で屋上笠木の塗装工事を依頼するならヤマナミまで