施工事例
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ビルの休館日にエレベーターピットの防水工事|内部の水漏れを解消 大阪市東淀川区
2020.03.06
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点検時にエレベーターピットの水漏れを発見したが営業日は工事できない
大阪市東淀川区にある6階建てオフィスビルのオーナー様からのご依頼で6人乗り規模のエレベーターピット(EVピット)の防水工事を行なった事例です。
最初に連絡をいただいたのは、6月頃で、現地を確認したところ、EVピットに少量の漏水が見られました。
数ヶ月前から、毎月の点検時に同じくらい水が溜まるようになったとのことで、防水工事をしたいとお考えでした。
早速、工事の日程を調整しようとご予定をお伺いしたところ、ビルテナント様のご要望で、3~4日続けてのEVを止める事はなかなかできないとのことでした。
漏水の量も深刻でなかったので、年末の12月29日~31日の全てのテナント様が休みになる休館日に工事を行うことになりました。
ただ、年末年始は弊社の休み期間でしたので、臨時対応ということで、料金を割り増しでいただくという形でご納得いただきました。
EVピットの内部は、モルタル割れて水が漏れているというよりは、隙間ができやすいスミ部分やレールの設置部分からじわっと水が滲み出てるという様子でした
基本情報
- 費用
- 約40万円(年末年始料金/通常時:約35万円)
- 工期
- 約3日間 約9人工
施工内容
- 水分除去
- レールの周りの養生
- 止水セメント処理
- プライマー材塗布
- ピット用防水材塗布(2層)
- トップコート材で仕上げ
年末年始の休館日に行なったエレベーターピットの防水工事
作業前後にはエレベーター会社の方に立ち会っていただき、作業前にはエレベーターを止め、作業後は運転再開していただきました。
工事の内容は下記の通りです。
1.水分除去
工事当日は表面が濡れている程度でしたが、湿っていると防水材の接着が悪くなるので雑巾やスポンジで水分を拭き取っておきました。
2.レールの周りの養生
レールなど、エレベーターの動きに関わる部分にビニールやテープなどで養生を行いました。
3.止水セメント処理
水が滲み出ていると思われるレールの周りやスミ部分などに止水セメント処理を行いました。
止水セメントは防水性の高い素材で、セメントのような質感ですが、固まるとセメントのようには水を通しません。
上から防水材を塗りますが、あらかじめ漏水の原因と思われる箇所に塗っておくことで防水性を高められます。
4.プライマー材塗布
ピット用防水材を塗る前に防水の接着をよくするためにプライマー材を塗布します。
5.ピット用防水材塗布(2層)
ポリマーセメント系のEVピット用防水材を塗布します。
表面の水だけではなく裏面からの浸水も防ぐことができ、弾力もあるので割れを防ぐ機能もあります。
防水の強度を高めるため2層重ね塗りしました。
6.トップコート材で仕上げ
最後はトップコート材を塗って仕上げます。
トップコート材は、洪水などで水が流れ込み長時間水に浸かったときなどに防水材が痛むのを防ぐ働きがあります。
工事後の次の点検時にはエレベーターピットの水漏れが解消していた
工事後、年明け以降に行なった点検では水漏れが見つからず、解消したとご報告いただきました。
地下にあるEVピットは、地下水の侵入や建物の防水劣化によって、水が溜まってしまうことがあります。
少量ならしばらくすると乾きますが、水が多くなると建物や、レールなども傷んで、エレベーター含め大掛かりな工事が必要になる可能性もあります。
例えば、水が多い場合は、ポンプで水を吸い上げてから工事を行い、工事中も何度か水が止まったか確認し、止まってなかったら追加で工事を行うことになり、工期も費用も多くかかってしまいます。
だから、できるだけ早めに防水業者など専門の会社に相談されることがオススメです。
弊社ヤマナミではこの事例のように、ビルの営業日やマンションの住民への周知などですぐにできないという場合は、時期などの相談にも乗りますので是非一度ご連絡ください。