施工事例
works
一般家庭の屋根に弱溶剤型シリコン樹脂を使って遮熱塗装を行った事例 大阪市平野区
2020.09.18
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after
今回は、大阪市平野区にある一般家庭にお住まいの方からのご依頼でした。鉄骨3階建ての屋根の遮熱塗装工事を行いました。
住宅の3階にあるお部屋の暑さを遮熱塗装で軽減
お客様から「3階が暑いので遮熱工事をして欲しい」というご依頼をいただき、屋根の上に上がって遮熱塗装工事を実施いたしました。
高反射塗料を使った塗装工事を行い、結果的に3階の室温は2~3度ほど下がりました。
基本情報
- 費用
- 約40万円 約45㎡ 築約23年
- 工期
- 約1週間 約10人工
施工内容
- 足場組み
- 屋根鉄部ジョイントビス頭部シーリング処理
- 屋根洗浄
- ケレン処理
- 鉄部サビ止め材塗布
- 鉄部塗装
- シーラー材(接着材を塗る)
- タスペーサー取り付け
- 遮熱塗料材塗布1層目・2層目
- クリアー保護材塗布
弱溶剤型シリコン樹脂を使った遮熱塗装工事の作業内容
それでは、今回の作業内容を紹介します。
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足場組み
建物の両隣の家が隣接していましたので、家の正面と裏面に仮設の足場を組んで作業を行いました。
裏面の足場は家の外から行くことができませんでしたので、家の中を通り下から足場を組み上げました。
ですので、移動するときには床や壁、家具などを傷つけないように養生しました。
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屋根鉄部のジョイントビス頭部シーリング処理
屋根の鉄部分のジョイントビスの間とビス頭をシーリング処理しました。
ビスには釘が使われており、木材をジョイントしていました。木材をジョイントしている場合、釘が抜けやすいです。しかし、ビスにシーリング処理をすることで、ビス(釘)が抜けにくくなります。また、防水効果もあります。
ジョイント部分と取り合い部分は防水の効果があります。
ビス部分にはしっかりと厚くシーリング処理を施しました。
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屋根洗浄
高圧洗浄機を用いて屋根の洗浄を行いました。
汚れを落とすことと、もともとの塗料ではがれそうな部分をはがします。
洗浄後は乾燥させて次の日に作業を行いました。
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ケレン処理
鉄骨部分を、ヤスリを使って磨きました(ケレン)。
錆を落とすためと、次の工程で使用するサビ止め材の接着を良くするという目的で作業を行います。
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鉄部サビ止め材塗布
鉄部分にサビ止め材を塗布しました。
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鉄部塗装
鉄部分を刷毛で塗装します。塗料にはウレタン樹脂の塗料を使用しました。
鉄部分の塗装には基本的にウレタン樹脂材を使います。
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シーラー材塗布
屋根部分の塗装前に、シーラー材を塗布して接着をしやすくします。
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タスペーサー取り付け
タスペーサーを取り付けます。
タスペーサーには屋根のすき間に塗料が入るのを防止するという効果があります。
きちんと一定の間隔になるように、取り付けました。
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遮熱塗料材塗布1層目・2層目
ローラーと刷毛を使って、丁寧に遮熱塗料材を塗布いたしました。
塗料には、弱溶剤型シリコン樹脂という素材を使用しています。
弱溶剤型シリコン樹脂は、高反射塗料で光を反射して遮熱をする効果があります。
刷毛で先に段になっている部分を塗って、その後にローラーで段以外の平坦な部分を塗ります。
屋根の色はもともと黒でしたが、薄い色のほうが光を反射するので、少し薄めの塗料を使用しました。
塗装後の写真がこちらです。
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クリアー保護材塗布
最後にクリアー保護材を鉄部と屋根に塗布しました。
クリアー保護材には、塗料が落ちにくくする特徴があり、塗装をより長持ちさせる効果があります。
これで作業は完了です。
工事完了後には3階の温度が2~3度涼しくなりました
工事完了後、お客様に工事の効果についてお伺いしたところ、「3階の温度が2~3度涼しくなって過ごしやすくなりました」とおっしゃっていました。
今回の工事では、足場を組むときにお客様のおうちの中を通りましたので、ご迷惑にならないよう、また大切な住宅に傷をつけないよう養生をして、慎重に足場を運ぶよう注意しました。また、普段は長い足場を使っていますが、スペースがあまりなかったため、短い足場を組んで作業をしました。
ヤマナミでは、一般家庭の遮熱塗装を承っております。