施工事例
works
出窓の雨漏りをシーリングとクリア防水で修理した事例 | 大阪市東成区
2021.03.12
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before
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after
以前から雨漏りが発生していたマンションにて、目視や水かけ検査を行い、原因が特定できたので修理することになりました。
雨漏りしているのはマンション3階の出窓部分。
雨風が強い日に、雨漏りが起きているとのことでした。
原因を調査するため、高所作業車で出窓の周囲を放水検査したところ、放水開始から2分ほどですぐに漏水を確認。
原因として考えられたのは、出窓周囲のシーリングの隙間やタイル目地の割れです。
その結果、後日出窓周囲のシーリング処理やタイル目地部にクリア防水処理を行いました。
作業修理後にもう一度放水検査をして、漏水がないことを確認し工事が完了。
今回の工事箇所はマンション入り口の上部で、高所作業車を使用したため、警備員を1名つけて通行人や車を確認しながら実施しました。
基本情報
- 費用
- 約10万円
- 工期
- 調査3人工、工事3人工 作業時間1日
施工内容
- 放水検査
- 出窓上部のシーリング処理
- 目地部の防水材塗布
- 放水確認
出窓周囲のシーリング処理とクリア防水の作業内容
今回の作業内容を紹介します。
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放水検査
高所作業車を使い、まずは目視で雨漏りの原因となっている箇所を調査しました。
そのときに出窓周囲のシーリングに隙間があること、タイルの間の目地に割れがところどころあることを確認。
該当箇所に放水検査を行いましたが、2分ほどで下記の画像の丸で囲んだ部分に水が漏れてきました。
ちなみに雨漏りの原因を完全に特定することは業者でも難しいです。しかし今回は出窓周辺で放水検査を行い、室内側ですぐに水漏れが発生しました。
そのことから出窓周囲のシーリングと目地の修理をご提案し、お客様にその修理を行うことをご了承いただきました。
当社以外にも修理を提案した業者がいらっしゃったそうですが、修理方法が私どもと異なり、検討された結果当社を選んでいただきました。
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出窓上部のシーリング処理
修理作業として最初に、出窓上部のシーリング処理を実施しました。
既存の劣化したシーリングを撤去したあと、該当部分の周りを養生。
出窓上部に加えて、そこから10㎝くらい上まで目地の間にもシーリング材を充填(じゅうてん)し、隙間を無くしていきました。
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目地部の防水材塗布
つづいて目地の防水処理を行いました。
処理を行ったのは、出窓から上部2mまでと出窓上部の左右の端から30cm、上下30cmの範囲です。
目地の防水処理は5工程あり、シーラーの塗布、中塗りを2回、上塗りを2回行いました。
まずは接着剤の役割を果たすシーラーを塗布します。
その後、中塗りとして防水材を2回塗布。最後に上塗りとして防水材を保護する塗料を塗って完了です。
すべて透明のクリア材で、目地が深かったのでハケを使って作業を行いました。
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放水確認
工事箇所は南側で日当りが良かったため、作業完了後に塗布した防水材がすぐ乾き、その日のうちに放水確認を実施。
室内に漏水は発生せず、無事に雨漏りは無くなりました。
まとめ
工事完了後、お客様は「長年の悩みが解消された」とおっしゃられており、ご満足いただけました。
窓や扉の周囲に使われているシーリング材には寿命があります。建物の構造や立地、気象状況によるため、一概に寿命が何年とは言えませんが、10年くらいすると劣化や破損が見られるようになります。
また目地部分も経年劣化によってひび割れが発生してきます。
施工や修理から10年など節目を迎えた際には、シーリングや目地などの点検やメンテナンスを実施することをおすすめします。
出窓などの外壁に関する雨漏りでお悩みの方はヤマナミまでお気軽にご相談ください。