施工事例
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ビル屋上で発生した雨漏りに板金・防水・シーリング処理を実施した事例 | 大阪市大正区
2021.05.25
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大阪市大正区にあるビルのオーナーの方より、ビルの最上階(2階)の天井やサッシから雨漏りしているので、修理してほしいというご連絡をいただきました。
こちらのビルは以前にも漏水対策工事を行ったことがありますが、今回は別の箇所からの雨漏りとのことで、再度当社にご依頼いただくことになりました。
現場を確認したところ、天井上部の屋上に原因があると考えられたため調査。
その結果、商店街と隣接している箇所に施工されている板金が剥がれており、そこから雨漏りしている可能性がありました。
板金が剥がれたのは、隙間から風が吹き込んでその圧力によってビスが緩んでしまったせいと考えられます。
そのためこれまでの処理に加え、隙間部分にも板金処理を施すことにして、ジョイント部にシーリング処理を行いました。
同じ箇所のパラペット(屋根の立ち上がりの部分)からも雨水が侵入していると考えられたため、ポリマーセメント防水を施しました。
また念のため、室内の隙間にあるシーリング処理も行いました。
基本情報
- 費用
- 約15万円 築約30年
- 工期
- 約2日間 約4人工
施工内容
- 板金処理
- ジョイント部シーリング処理
- パラペットプライマー材塗布
- ポリマーセメント防水
- トップコート処理
- 室内シーリング処理
板金処理・防水塗装・シーリング処理の作業内容
それでは、今回の作業内容を紹介いたします。
【1】板金処理
写真の赤い部分から風が吹き込んで、板金が剥がれてしまっていました。
ですので、この部分にピッタリと合う板金を加工してビスで固定。
元々ビスで固定されていた部分も再度ビスを固定し直しました。
【2】ジョイント部シーリング処理
板金のジョイント部分とビス頭をシーリング処理します。
板金と板金のあいだにノリのようにシーリング材を充填し、ビスの頭にも厚めにシーリングを施しました。
【3】プライマー材塗布
続いて板金が施工されていたパラペットに防水処理を行います。パラペットは画像のローラーで材料を塗っている立ち上がりの部分のことです。
防水処理を行う理由は、この下の部分で雨漏りしており、細かなひび割れから雨水が侵入していると考えられたからです。
そして将来この部分がさらに劣化することも考えられます。そこでポリマーセメント防水を実施しました。
まずは防水材と下地のパラペットを接着するプライマー材を塗布します。
【4】ポリマーセメント防水
プライマー材を塗った後、ポリマーセメント防水材を2回塗りします。
ローラーを使って塗装しました。
【5】トップコート処理
防水材を2回塗りしたら、仕上げのトップコート材を塗布します。
見た目を左右するので、ムラなどが無いようにこちらも丁寧に塗りました。
【6】室内シーリング処理
最後に室内で雨漏りしていた部分にシーリング処理を実施します。
該当部分にテープで養生をして、シーリング材を充填していきました。
以上で作業は完了です。
まとめ
工事のあと、お客様に確認したところ「雨漏りが止まりました」とご報告がありました。
今回雨漏りしてしまった原因は、経年劣化と風による板金の剥がれ、そして室内にできた隙間でした。
屋根などはあまり気付けないことが多いかもしれませんが、室内で雨漏りを見つけた場合、すぐに業者に依頼することをおすすめします。
雨漏りを放置していると内部の柱などが朽ち果ててしまう可能性があるからです。
大阪市大正区にお住まいで、「雨漏りしているけど、これくらいで相談してもいいのかわからない」という方はお気軽にヤマナミまでご相談ください。
防水工事のプロとして状況にあった工事を実施させていただきます。