施工事例
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3階建て住宅の外壁メンテナンス | モルタル部のシリコン塗装・タイル部のクリアー塗装など 大阪市平野区
2021.08.12
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前回ご紹介した『台風の影響を受けた庇の撤去工事 | 部分シーリング処理・塗装も 大阪市平野区』で行った、外壁のメンテナンス工事について、今回はご紹介します。
大阪市平野区にある、鉄骨3階建て住宅の外壁メンテナンス工事を行いました。両隣が密接した住宅なので、塗装などを行うのは主に家の正面側です。
鋼鈑・モルタル・タイルなど、材料が様々なので、適切に塗料も使い分けていきます。
お家の築年数は約25年、今回の施工範囲は約45㎡です。
基本情報
- 費用
- 約45万円
- 工期
- 約10日間 約12人工
施工内容
- 足場組み
- 外壁洗浄処理
- 笠木部 ケレンがけ~ウレタン材の塗布
- 庇 下地調整~上塗材の塗布
- 天井部 シール処理~上塗材の塗布
- 外壁 下地調整~上塗材の塗布
- 外壁タイル部 クリアー塗装
3階建て住宅の外壁メンテナンスの流れを紹介
では、今回の3階建て住宅の外壁メンテナンス工事の流れを、順を追って説明していきます。
なお、工事期間中(約10日間)は、近隣の住民様にご不便やご迷惑をおかけすることになりますので、事前にご挨拶を済ませています。
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足場組み
お家の正面に、今回の作業のための足場を組み立てます。
すぐ近くにある電柱、および電線に接触しないように注意して組み立てました。
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外壁洗浄処理
外壁を高圧の水流で洗浄しました。
劣化した塗膜や微細なカビ、その他排気ガスなどが原因の黒ずみなどを綺麗に落とします。
高圧洗浄を丁寧に行うことで、後に塗る塗料の密着性が高くなります。
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笠木部 ケレンがけ~ウレタン材の塗布
鋼板でできた笠木部の、ケレンがけを行いました。
ケレンがけとは、素地調整と呼ばれる作業の1つ。やすりを使い、被塗装面に細かい凹凸をつけて、後に塗る材料の密着性を高めるために行われます。
笠木部のサビを防ぐためのサビ止め材を、ハケで丁寧に塗ります。
サビ止め材の塗布のあとは、ウレタン材を重ねて塗りました。
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庇 下地調整~上塗材の塗布
3階建て住宅の庇は、モルタルでできていました。
写真は、下地調整剤をローラーで塗布している様子です。
下塗材のあとは、水性シリコン樹脂塗料の2回塗りを施しました。
後に取り上げる、他のモルタル部分においても同様です。
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天井部 シール処理~上塗材の塗布
つづいて、天井部のメンテナンス作業です。継ぎ目のシーリングの打ち直しを行いました。
後の塗装のために、天井一面がフラットになるよう意識して、シーリングを打っていきます。
写真の天井の高さは約2.5m。伸縮可能なローラーを使い、平面部を塗っていきます。
天井への塗り作業は、塗料が垂れて下に落ちないよう、壁や床に塗るときよりも一層気を遣います。
壁と交わる隅部など、細かいところへは脚立で上がって仕上げました。
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外壁モルタル部 下地調整~上塗材の塗布
外壁モルタル部へ、下地調整剤を塗っている最中です。
隣地との境や窓周り、後にクリアー塗装を行うタイル部分などを丁寧に養生し、モルタル用の塗料の付着を防ぎました。
下地調整剤の塗布後、下塗材を塗っている様子です。
下塗材の塗布後、上塗材を塗っている様子です。
モルタル製の庇に塗ったものと同様、水性シリコン樹脂塗料を使っています。
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外壁タイル部 クリアー塗装
外壁のタイル部分に、クリアー材を塗っていきます。
クリアー材には、タイル材の質感・色味を維持しつつ、全体にツヤを出す効果があります。
(その他、チョーキング現象やカビ・コケの抑制にもなります。防水用の塗料ではありません)
通常の塗料と比べ、粘度が低い(しゃばしゃばしている)ため、飛散しないようゆっくりと塗り上げました。
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完了
タイル部分へのクリアー塗装が済んだら、今回の3階建て住宅・外壁メンテナンス工事は完了です。
足場を片付けると、施工前よりもずっとツヤ感を取り戻した、お家の外壁があらわれました。
依頼者様からも、「綺麗な仕上がりで良かったです」と言っていただけました。
まとめ
外壁のメンテナンスは、立地や外壁の材質など、様々な条件で差はあるものの、だいたい10~15年ごとに行うのが理想です。
今回のお家の正面側もそうだったのですが、太陽光がきつく当たりにくい北面は、比較的劣化は遅いほう。
しかしやはり目に見える分かりやすい劣化がなくても、細かいところをチェックすれば経年劣化が進んでいることは多々あります。
大切なお家の綺麗な外観を守るため、あるいは雨漏りなどのトラブルを防ぐため、10~15年に1度はプロに外壁を見てもらいましょう。
大阪市で外壁のメンテナンスを依頼するならヤマナミにお任せください!