施工事例
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ビル(社屋)で雨漏り!屋上天窓と笠木まわりのシーリング防水工事 神戸市兵庫区
2021.10.20
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神戸市兵庫区にある、3階建てビル(社屋)にて「雨漏りが数箇所からしていて、困っています!」とご連絡を受けました。
まず雨漏りが酷いのは、階段室の上にある天窓からです。
当然ながら階段に水がしたたり落ち、掃除が大変で、もしかすると滑って転倒するリスクもあります。
また、ビルの角に位置するサッシからの雨漏りも酷いとのことでした。
この部屋には事務機器が置いてあり、濡れると故障するおそれがあるため、その都度の対策が大変だったそうです。
サッシからの雨漏りの原因は、屋上の笠木の劣化だと考えられました。
笠木自体も傷んでいますが、シーリングの劣化が進み、隙間が広がっていることが分かります。
他にもいくつか軽微な雨漏り箇所があり、提案できることは様々ありましたが、「予算はなるべく抑えたい」とのことで、まずは天窓まわり・笠木まわりのシーリング補修を行い、業務に支障が出る箇所の雨漏りを止めることに決定しました。
基本情報
- 費用
- 約12万円
- 工期
- 約3日間 約6人工
施工内容
- 天窓まわりの養生
- 天窓まわりのシーリング処理
- 笠木まわりのシーリング処理
ビル(社屋)の雨漏りを止めるシーリング防水工事の流れ
では、今回のビル(社屋)の雨漏りを止めるための、シーリング防水工事の流れを説明していきます。
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天窓まわりの養生
天窓まわりのシーリングの打ち直しのために、まずは養生を施した様子です。
作業場所は3階建てのビルの屋上です。当然ですが高い場所なので、近くの手すりから安全帯をかけて、万が一の転落事故を防ぎます。
また、ガラスを踏むと(これも当然ですが)割れてしまうので、足元にも細心の注意を払いました。
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天窓まわりのシーリング処理
新しいシーリングを打っている様子です。
シーリングは、壁に使う用(変性シリコン)と、ガラスに使う用(シリコン)で使い分けることが肝心です。
ガラスは素材として特殊であり、もしもガラスに壁用のシーリング(変性シリコン)を使ってしまうと、わずか半年ほどで劣化してしまいます。
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笠木まわりのシーリング処理
天窓まわりのシーリング完了後、笠木まわりのシーリングを行いました。
ここは、笠木の下部です。ここは元からシーリングなど無しでこの状態、隙間が空いていました。
おそらくここからは、雨が強い日に、雨水が吹き込んでしまうものと思われます。
そのため上の写真のように、笠木下部に新たにシーリングを打って、隙間を無くしました。
これで、雨水が吹き込んでくるおそれがほぼ無くなります。
もちろん笠木上部も、ビス穴まで綺麗にシーリングを打ち直し、今回のシーリング防水工事は完了です。
【ちなみに】社屋・コロナ禍だからこその配慮点
先述したように、雨漏りがするサッシがある部屋には、事務機器が複数置かれていました。
工事が完了するまでは、まだ水がしたたり落ちてくるおそれがあるので、故障を防ぐために事務機器を違う所へ動かしていただきました。
また、「コロナ禍なのでなるべく対面は避けたい」というお話があり、出入りには外階段を使わせていただき、ビル内へは極力入らないように配慮しました。
まとめ
天窓まわり・笠木まわりのシーリング防水工事完了後、特に酷かった2箇所からの雨漏りは、無事に止まったそうです。
今回のビルのように角地に建つビル(両隣に建物がない)では、雨風が当たりやすく、メンテナンスの重要度が高いです。
また、天窓は「シーリングが命!」であり、5~10年に1度は打ち直さないと、雨漏りしてしまいます。
予算を抑える場合でも優先して点検し、必要に応じ速やかに補修工事を依頼することを推奨します。
神戸市兵庫区でビルの雨漏りにお困りの際は『ヤマナミ』にご相談ください。