施工事例
works
外壁タイルの部分張り替え工事 | 大阪府北部地震で割れ・浮き 箕面市
2021.11.30
-
before
-
after
以前から何度か、部分雨漏り工事を依頼いただいていた大阪府箕面市のK建物にて、「大阪府北部地震で外壁の傷みが進んだようで、雨漏りが出始めました。今回は、広範囲を補修したいです」と、ご連絡がありました。
早速現場を確認させていただいたところ、雨水はやはり、劣化したタイル外壁を伝って入り込んでいるようでした。下からでも、タイルが一部割れていることが目視できました。
今回、外壁塗装や屋根の葺き替えも行うため、足場を組み上げました。足場に上がって全体的にチェックしてみると、張り替えが必要なタイルはおよそ300枚。
この記事では、全工事のなかから「タイル張り替えでタイルの割れ・浮きからの雨漏りを止める」ことについて、紹介していきます。
基本情報
- 費用
- 約25万円
- 工期
- 約4日間 約6人工
施工内容
- 足場組み
- 外壁タイル マーキング
- 外壁タイル はつり
- 外壁タイル 張り替え
- 外壁タイル 目地セメントの刷り込み
今回の外壁タイル・部分張り替え工事の流れ
では、以下で今回の工事の流れを説明していきましょう。
-
足場組み
先に述べたように、今回は外壁のシーリングやり替えと塗装、屋根の葺き替えも行うため、建物の周りに足場を組み上げました。
-
外壁タイル マーキング
張り替えるタイルの目印に、テープでマーキングを行いました。
見た目で割れや浮きが明らかなタイルは、もちろん張り替えます。
さらに、先端にボールの付いた打診ハンマーでコロコロと外壁を転がすと、他の箇所とは違う軽い音がする部分が見つかります。
この部分とは、見た目では分からなくてもタイルが剥離している部分なので、やはり張り替えを行わなくてはいけません。
先に述べた通り、詳細な検査の結果、約300枚のタイルが要張り替えでした。
-
外壁タイル はつり
タイルはつり専用の小型電動ハンマー(下地まで傷つける威力はないため安心)で、張り替え対象のタイルをはつっていきます。
張り替えないタイルに傷をつけないように、あらかじめサンダー(カッターのような工具)で目地切を行うのがポイント。
上の写真のように、張り替えるタイルだけ綺麗にはつることができました。
-
外壁タイル 張り替え
新しいタイルを1枚1枚、空いた箇所に張っていきます。
既存のタイルは廃番になっていましたので、質感や色が近い物を採用して張り替えています。
-
外壁タイル 目地セメントの刷り込み
タイルの張り替えを行った部分に、目地セメント材を刷り込みます。
一般の人は、セメントの色が目立ってぎょっとするかもしれませんが、もちろんタイルに着色することはありません。
適切なタイミングを見て、水気を含んだスポンジ等で綺麗に拭き取るので大丈夫です。
その目地セメント拭き取りが完了したら、今回のタイル部分張り替え工事は完了です。
まったく同じタイルではないので、よく目をこらすと張り替えた部分を判別することはできますが、ぱっと見ではほとんど違和感がありません。
新しいタイルを入れた時に、トントンと細かく叩いて、既存のタイル面とのレベル合わせを丁寧に行えば、写真のように綺麗な仕上がりになります!
まとめ
タイル張り替え工事と、外壁塗装・屋根塗装の完了後、「地震以降で再発していた雨漏りは止まりました」とのこと。
また、タイルの張り替えについては、「ぱっと見た感じでは全然(張り替えたことが)分からないですね!」とコメントをいただきました。
タイル外壁からの雨漏りを止めるには、最初の調査が肝心です。替えなくてはいけないタイルを取りこぼさずに、確実に替えること。
打診ハンマーで転がした音のわずかな違いを感じるのは、職人技の1つではないでしょうか。
大阪府箕面市で外壁タイルの張り替え工事を行うなら『ヤマナミ』にお任せください。