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マンションのバルコニーをまとめて防水工事!メンテしやすいウレタンで 大阪府門真市

2022.01.12

マンションのバルコニーをまとめて防水工事!メンテしやすいウレタンで 大阪府門真市
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某管理会社様から、門真市のマンション全体的な改修工事のご依頼をいただきました。

今回の記事では、全体改修工事のなかでも、特に各部屋のバルコニーの防水工事について取り上げたいと思います!

 

マンションは鉄骨造4階建て。外壁はALCで、建物正面にはタイルが装飾されていました。

 

こちらが、工事前のバルコニーの状態です。

防水として、塩ビシートが施工されていましたが、経年劣化により膨れている箇所・剥がれかけている箇所が、多く見られます。

 

バルコニーの立ち上がりと、タイル外壁の取り合い部。こちらにも、剥がれが見られます。

 

塩ビシートの端末処理がやや甘く、シーリングをべたっと付けている感じであるのが、劣化の一因かもしれません。

今回は、今後のメンテナンスがしやすい(安価で綺麗にしやすい)、ウレタン防水工事を提案・実行することとなりました。


基本情報

費用
約50万円
工期
約1週間 約15人工

施工内容

  1. 既存防水層(塩ビシート)の撤去
  2. 下地調整剤の塗布
  3. プライマー材の塗布
  4. ウレタン防水材の塗布
  5. ウレタントップ材の塗布

マンションバルコニーのウレタン防水工事の流れ

 

では、以下で今回の防水工事の流れを説明していきます。

 

先にも述べたように、バルコニーの防水工事だけでなく、外壁の補修も一緒に行うので、マンション外壁に沿って足場を組み立てました。

 

また、マンションの住民様へのアナウンス(バルコニーに物を置かない旨など)や、近隣マンションへのお知らせを、工事の1週間前までに完了しています。

  1. 既存防水層(塩ビシート)の撤去

     

    まずは既存の防水層、すなわち塩ビシートを撤去しました。

     

     

     

    さらに、シート下で粘着したシーリングを、ノミで丁寧にはつっていきます。

     

     

     

    床と壁の取り合い部でベタッと付着していたシーリングも、綺麗に撤去しました。

     
  2. 下地調整剤の塗布

     

    床の凹凸を解消し、後のプライマー材ののりを良くするために、下地調整材を塗布しました。

     

     

     

    このように、全体に下地調整剤を塗っただけでも、表面的な傷みが分からなくなり、バルコニーはかなり綺麗に見えます。

     

    ……が、肝心の防水はまだまだこれからです!

     
  3. プライマー材の塗布

     

    下地調整の完了後、ウレタン塗膜の土台となるプライマー材を塗布しました。

    隅部まで丁寧に、材料を行きわたらせます。

     
  4. ウレタン防水材の塗布

     

    まずは、際(きわ)や隅部に適した、少し硬めのウレタン防水材を、施工範囲をフチ取るように塗布します。

     

     

     

    そしてフチ取りの中を塗りつぶすように、ローラーでウレタン塗料(さっきの際・隅部用とは別の種類で、比較的やわらかいもの)を広げます。

     

     

     

    ウレタン防水材の塗布が、完了した状態です。

     
  5. ウレタントップ材の塗布

     

    ウレタントップ材を塗布して、バルコニーのウレタン防水は完了です。

    同じことを、全部で約25部屋のバルコニーで行いました。

     

     

     

    今回工事を行ったのは、単身世帯向けのマンションなので、バルコニーはやや手狭。

    ウレタン防水自体は、どんな形状の床でも施工しやすい方法ですが、そのうえでも狭くて塗りにくい所は多々ありました。

     

    しかしここで役に立ったのは、マンション外壁の補修のために組み立てた足場。

     

    2階以上のバルコニーについては、パラペットの外側など、外向きの端部への塗り作業はいったん足場に出て行うことで、無理な体勢を取らずに綺麗に仕上げることができました。

    まとめ

    今回の施工面積は、全部あわせて約115㎡、工期は1週間でした。

     

    防水工事完了後、管理会社様へは仕上がりの写真をお送りして、バルコニーの状態を確認していただきました。結果、防水工事の仕上がりには、とても満足していただけたようです。

     

    「これで10年くらいは安心できそう!……ですかね?」とおっしゃられたので、「大きな地震がない限りは、大丈夫だと思います!」とお答えしています。

     

     

    ちなみに、住民としてバルコニーの防水を劣化させないためにできることは、たくさんあります。

     

    例えば、バルコニーで重い物を引きずらないこと。それから、洗濯機を室外に置く場合、防水パン・防水トレイなどを土台に敷くこと。

     

    予期せぬ雨漏りトラブルを防ぐために、ぜひ覚えておいてくださいね!

     

    大阪府門真市のマンションで防水工事を行うなら『ヤマナミ』にお任せください。