施工事例
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雨漏りが心配!ビル屋上の花壇撤去およびウレタン防水工事 岸和田市
2023.01.11
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before
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after
地域 :岸和田市
工事の種類:防水・シーリング・撤去
箇所 :屋上部
建物の種類:鉄骨4階建て
築年数 :約30年
広さ :約100㎡
人員 :約15人工
基本情報
- 費用
- 約80万円
- 工期
- 約1週間
施工内容
- 花壇の撤去
- 土間の既存目地材の撤去
- 土間・壁際を樹脂モルタルで補修
- パラペット取り合い部・土間の目地のシーリング処理、プライマー材の塗布
- 通気シートはり
- 屋上立ち上げ部メッシュクロスはり・ウレタン防水材1層目の塗布
- ウレタン防水材2層目の塗布
- トップコート材の塗布
岸和田市の企業様より、会社の屋上の花壇撤去および防水工事のご依頼をいただきました。
屋上に据えられた花壇には、しっかりした植木が植えられていました。
屋上に植木があるのは、防水面ではあまりよくありません。
植木の根っこが花壇に入ったクラックをすり抜け、いずれ防水層を破ってしまうためです。(防水層が破れると、雨漏りの原因となります)
お客様からは「現在、植木はほとんど放置状態なので、もう撤去してほしいです。くわえて、防水工事も行ってほしいです」といった旨のご要望がありました。
今回の屋上花壇撤去・防水工事の流れ
では以下で、今回の花壇撤去・防水工事の流れを解説していきます。
花壇もふくむ屋上全体の広さは、80~85㎡でした。
【1】花壇内の土を出してから、花壇を撤去
花壇の広さは、50~60㎡でした。
草や植木と併せて、花壇内の土も撤去する必要があります。
土嚢袋に土を詰めて、エレベーターを使い1階まで運び、搬出しました。
花壇の中身を全部出した後は、花壇のブロックを撤去しました。
花壇は壁にくっつくように作られていました。
全体的には簡単に撤去できましたが(ブロックを取るだけ)、壁際はモルタルががっちりとくっついていたので、ここははつり機を使って撤去にあたります。
【2】土間の既存目地材を撤去する
土間の既存目地材を撤去しました。
【3】土間の破損部や壁際の割れを樹脂モルタルで補修する
屋上に入っていたクラックや、壁際のはつりで生じる細かい割れを、樹脂モルタルで補修しました。
【4】パラペット取り合い部・土間目地のシーリング処理
造りが“角”になる部分からは雨水が入り込みやすいので、パラペット取り合い部をシーリング処理します。
土間の目地にもシーリング材を充填していきます。
その後シーリングが乾いてから(翌日)、土間にプライマー材を塗布しました。
【5】通気シートを敷き詰めていく
今回の防水工事は、通気シートを用いた通気工法で行います。
上記はその通気シートを敷き詰めている様子です。通気シートの端部は、専用のテープで処理しています。
通気シートをおおむね敷き終わった様子です。
【6】ウレタン防水材1層目を塗る(立ち上げ部にはメッシュクロスをはる)
全体にウレタン塗料で防水層の1層目を作っていきます。
通気シートを入れない立ち上げ部には、代わりに補強となるメッシュクロスを施工しています。
【7】ウレタン防水材2層目を塗る
ウレタン塗料の2層目を塗っていきます。
ムラなく、厚みをつけて塗ることが重要です。
【8】トップコート材を塗って仕上げる
最後に、トップコートを塗って仕上げます。
これで、今回の花壇撤去およびウレタン防水工事は完了しました。
まとめ
お客様からは、「要らない花壇がなくなり、すっきりしたので良かったです。防水工事も綺麗にしていただいたので、雨漏りの心配もしばらくないだろうと安心しています」といった旨のコメントをいただいております。
社屋の屋上を緑化している企業様は多いと思います。
花や小さな植木ならまだよいですが、ある程度大きな植木をほったらかしにしていると、建物の耐久面でも防水面でもリスクがあります。
不要な花壇や植木は撤去し、防水工事もきちんとやり直しておくことが安心に繋がります。
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