施工事例
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保育園のルーフバルコニーの溝・パラペットの防水工事|白い汚れも綺麗に撤去 八尾市

2023.05.30

保育園のルーフバルコニーの溝・パラペットの防水工事|白い汚れも綺麗に撤去 八尾市
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地域   :八尾市
工事の種類:防水工事・補修工事
施工箇所 :ルーフバルコニーの溝・パラペット
築年数  :約15年
建物の種類:RC造3階建て
広さ   :約35㎡
作業人員 :約6人工

基本情報

費用
約35万円
工期
約4日間

施工内容

  1. フロアの周りを養生
  2. 既存防水層のエフロレッセンス・膨れ箇所などの除去
  3. クラック補修など下地調整
  4. プライマー材の塗布
  5. ウレタン防水材の塗布(2層塗り)
  6. トップ材で仕上げ

大阪府八尾市のK保育園にて、ルーフバルコニーの溝およびパラペット(外周部に設置された低い手すり)の補修工事・防水工事を行いました。
お付き合いのある塗装屋さんから、「防水が傷んでいるようだから見てほしい」と連絡があり、まずは現地調査に伺いました。


ルーフバルコニーの溝とパラペットには塗膜防水が施されていたものの、劣化が進んでクラックエフロレッセンスが発生していました。
クラックは、ひび割れのことです。

エフロレッセンス(白華現象)は、コンクリート中の可溶成分を含んだ溶液が、コンクリート内部から表面に移動し、乾燥に伴って水分が蒸発することで、コンクリート表面に濃縮し、 これが空気中の炭酸ガスと統合して、 コンクリート表面に沈着した「白色の物質」のことをいいます。


エフロレッセンスは放っておくとどんどん広がり、防水層を傷めてしまいます。
その他、防水層の一部に膨れも見られました。
そこで今回は、クラックの補修エフロレッセンスの撤去・補修膨れ箇所のはつり補修などを丁寧に行ったうえで、溝・パラペットへのウレタン防水工事を行うことになりました。

今回のルーフバルコニーの溝・パラペットのウレタン防水工事の流れ

それでは以下で、今回のルーフバルコニーの溝・パラペットのウレタン防水工事の流れを説明します。

【1】フロアの周りをぐるっと養生


フロアの面には、特殊な吹き付け処理が施されていました。
クッション性を高めるための仕上げとして、ゴムチップが使用されています。

防水層のトラブルが繰り返し起こることを防ぐため、1番いいのはフロアを剥がして、全体的に防水工事を行うことですが、ゴムチップを剥がすことはかなり大がかりな工事になってしまいます。
上記の内容をお客様にも説明しました。しかし今回はフロアを敷いたまま、現状1番問題視している溝とパラペットのみ、ウレタン防水工事を行うことになりました。
フロアに防水材が付くと取れないので、1周ぐるっと丁寧に養生を行います。

【2】エフロレッセンスなどを除去する


スクレーパーなどを使い、エフロレッセンス(白くなっている部分)を削り取りました。
エフロレッセンスだけでなく、防水層が弱くなっていそうな箇所、膨れている箇所も、まとめて取りました。
削りカスが出るので、清掃してから次の作業に移ります。

【3】クラックや段差などを処理する(下地調整)


クラックの隙間はシーリング材を使い、埋めました。
エフロレッセンスや膨れを削った場所は、凹んで段差になっているので、エポキシカチオンフィラーを詰めて他の高さと合わせます。

施工範囲全体は、水性エポキシカチオンフィラーで均しました。コテ・ハケ・ローラーなどを使い分けています。
先述したようにフロアが特殊なので、養生はしていますが材料が付かないように注意して、作業を進めていきました。

【4】ルーフバルコニーの溝・パラペットにプライマー材を塗る


ルーフバルコニーの溝、そしてパラペットにプライマー材を塗布しました。
パラペットの形状が独特(垂直ではなく斜めで、せりだし部分が大きかった)ので、プライマー材が垂れないように注意しながら、均一に塗ることを心がけました。

【5】溝・パラペットにウレタン防水材を2層塗り


プライマー材の塗布が完了したら、ルーフバルコニーの溝・パラペットに、ウレタン防水材1層目を塗布しました。


ウレタン1層目が乾いたら、2層目も塗っていきます。

【6】トップ材を塗って防水層を仕上げる


ウレタン防水材の2層塗りが完了したら、ライトグレーのトップ材で仕上げます。
以上の工程をもって、今回のルーフバルコニーの溝・パラペットのウレタン防水工事は完了です。

白い汚れ(エフロレッセンス)がなくなり、園児を遊ばせるときも安心!


気にされていた白い汚れ「エフロレッセンス」やその他の汚れがなくなり、お客様は安心してくださいました。
ルーフバルコニーで遊ぶ園児たちが、エフロレッセンスや劣化箇所を手で触ったり、その手を口に入れたりするとよくないので、綺麗にできてよかったと思います。

もしもこれから、大がかりな工事を行うタイミングができた時は、ルーフバルコニーの既存フロアを剥がして、全体的に防水工事を行うとなお安心です。

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