施工事例
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サイクルポート・カーポートの鉄部塗装|サイクルポートの波板の張り替え 大阪市阿倍野区
2024.01.29
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before
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after
地域 :大阪市阿倍野区
築年数 :約30年
施工箇所 :カーポート・サイクルポート廻り
工事の種類:塗装・波板張り替え・板金
作業人員 :約12人工
基本情報
- 費用
- 約50万円
- 工期
- 約5日間
施工内容
- サイクルポートの波板を取り外す
- サイクルポート・カーポートの鉄部のケレンがけ
- サイクルポート・カーポートの鉄部の塗装
- オーバーフロー改善のために板金を取り付け
- オーバーフロー改善のために配管(竪樋)を取り付け
- サイクルポートの新しい波板の取り付け
大阪市阿倍野区の店舗兼住宅にて、サイクルポート・カーポートの塗装と、サイクルポートの波板の張り替えを行いました。
お客様とは以前よりお付き合いがあり、これまでに屋上の防水塗装やベランダの防水塗装を行ったことがあります。
サイクルポートの波板には、経年劣化による破損や汚れなどが見られました。
カーポートには波板は張られておらず(台風で飛んでしまった模様)、今回の工事でも張る必要はないとのことでした。
カーポートの鉄部には錆が目立っていましたが、撤去には費用がかかるため撤去はせず、今回は構造が朽ちないよう塗装のみを行いました。
サイクルポートの屋根の排水が、あまりよくない状況(オーバーフローなど)だったので、板金や配管を新しくして、改善しました。
今回のサイクルポート・カーポートの塗装の流れ
それでは以下で、今回のサイクルポート・カーポートの塗装工事、サイクルポートの波板の張り替え工事の流れを解説します。
【1】サイクルポートの波板を取り外す
まずは、サイクルポートの既存波板の取り外しから工事を始めました。
【2】サイクルポート・カーポートの鉄部のケレンがけ
サイクルポート、カーポートの鉄部のケレンがけを行いました。
ケレンがけは、後に塗る塗料の密着性を高めるために行う、表面のやすりがけのような作業です。
特に今回多く発生していた錆は、残っていると塗装の剥がれの原因となるため、しっかりとケレンがけで綺麗にすることを心がけました。
また、前の補修の塗装による段差が出ていたので、段差がなるべく目立たなくなるようなケレンがけを行いました。
【3】サイクルポート・カーポートの鉄部の塗装
サイクルポート、カーポートの鉄部の塗装を行いました。
【4】オーバーフロー改善のために板金を取り付け
先述したように、サイクルポートの屋根について、排水上の問題(オーバーフロー)が発生している状況でした。
原因は既存の雨樋が、半円状の塩ビの雨樋だったことです。
半円状だと、オーバーフローが発生しやすくなります。
そこで今回は板金で、壁側の立ち上がりが大きい新たな雨樋(市販のものより大きい)を作成し、取り付けました。
【5】オーバーフロー改善のために配管(竪樋)を取り付け
板金で作った雨樋からの水を集めて流す、新しい配管(竪樋・たてどい)を取り付けました。
配管は、今後オーバーフローが起きないように、容量を考えて作成しています。
【6】サイクルポートの新しい波板の取り付け
サイクルポートに、新しい波板を取り付けました。
取り付け時の注意点は、鉄部に当たらないようにすることです。
鉄部には塗装を行っているので、波板を張る時に当たると、傷が付きやすいためです。
また、サイクルポートの屋根の勾配は、奥に向かって低くなる形状だったため、勾配がない場合と比べると、新しい波板を張りにくかったです。
しかし、谷にある排水部にきちんと雨水が落ちるように、正確に波板を張りました。
以上の工程をもって、今回の工事は完了です。
まとめ
サイクルポート・カーポートの塗装工事、サイクルポートの波板の張り替え工事完了後、お客様からは「排水部分について、板金から作ってくれてとても安心しました」といった旨のお声をいただきました。
今回の工事で特に難しかったのは、排水の谷の立ち上げです。
市販のものでは合わないので、現場で板金を加工して、なるべく隙間がないように仕上げました。
以前の排水のように隙間だらけだと、鉄部に錆が増えやすいですが、今回しっかり改善したことで、錆は起こりにくくなると思います。
今回のような波板の屋根については、10年も経てば色がくすみ、日光や風雨によって変形も生じてきます。
すると、波板のジョイント部分から雨水が入り、その雨水によって鉄部の錆が進行しやすくなります。
この段階まで劣化が進んでいる場合、部分補修ではなく、全体的に張り替えをしたほうがよいです。
鉄部の錆は放置すると、鉄が朽ちてくるので、張り替えと同時に塗装するのがよいでしょう。