施工事例
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看板を撤去した跡(幅15m)をシーリング補修してウレタン防水工事 大阪市鶴見区

2024.09.26

看板を撤去した跡(幅15m)をシーリング補修してウレタン防水工事 大阪市鶴見区
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地域   :大阪市鶴見区
築年数  :約30年
建物の種類:鉄骨造3階建て
工事の種類:防水工事・補修工事
施工範囲 :約15m
作業人員 :約2人工

基本情報

費用
約8万円
工期
約2日間

施工内容

  1. 部分シーリング補修・プライマー材の塗布
  2. ウレタン防水材の塗布(2層塗り)
  3. トップコート材(色:グリーン)を塗布

いつも取引させていただいている解体工事業者様よりご相談があり、大阪市鶴見区のZ店にて、店舗の屋上の看板を撤去した跡の、防水が施されていない部分への、補修工事・防水工事を行いました。

防水箇所は、パラペット部の半分部分で、約15mの幅があり、奥行が約10cmでした。

取付けられていた看板はパラペットに載せてあり、アンカーボルトで固定されていたようです。

撤去から時間が経過していないため現状雨漏りはありませんが、このまま放置しておくと、もちろん雨漏りの原因になります。

他の部分と近似したグリーンのトップコートを選び、工事した部分と工事していない部分の境目が目立ちにくくなるよう仕上げました。

今回の補修工事・防水工事の流れ

それでは以下で、今回の工事の流れを解説します。

【1】部分シーリング補修・プライマー材の塗布

ケレンがけ(やすりがけのような、表面の汚れを落としてごく微細な凹凸を付けるための作業)を行った後、アンカーの跡やクラックなどにシーリング補修を行いました。

シーリング補修をせずにウレタン防水材を塗ると、後から割れが発生してしまいます。

【2】ウレタン防水材の塗布(2層塗り)

ハケなどを用いて、ウレタン防水材の塗布を行いました。

パラペットのエンドまで、塗り忘れがないように、しっかりと塗ります。

またウレタン防水材は、粘度の高い物を選んでいます。
パラペットの垂直面を、防水材が垂れていかないようにするためです。

もし垂れると、厚みが均一に仕上げられず、防水性能に課題が残ってしまうことになります。

ウレタン防水の1層目が仕上がりました。

ウレタン防水の2層目を塗りました。

ウレタン防水の2層目が仕上がりました。

【3】トップコート材(色:グリーン)を塗布

先にも述べたように、今回工事をしない部分の色と近い、グリーンのトップコートを選んで、既存部分となるべく見た目が馴染むようにしました。

トップコートが仕上がりました。

防水層は「①プライマー」「②ウレタン1層目」「③ウレタン2層目」「④トップコート」の計4層になり、しっかりと雨水の浸入を防ぎます。

以上の工程をもって、今回の補修工事・防水工事は完了です。

まとめ

今回の工事のポイントは、ケレンがけ・下処理をしっかり行ったことです。

またもう1つのポイントは、元々の防水が施工されている部分と、今回防水する部分において、段差が出ないように「シームレス」に仕上げたことです。

もし段差ができると、そこに雨水が溜まってしまい、防水上よくありません。
排水口まで綺麗に水が流れることを意識して、仕上げる必要があります。

屋上に設置された看板や、屋上の室外機の下の防水は、改修せずそのままにしているお客様が多いです。

可能であれば、看板撤去やエアコン設備取り替えの際に、一緒に防水工事を実施するほうがいいです。

1度看板・室外機を取り付けると、外さない限り防水工事はできないため、外せるタイミングを逃さずに防水工事を実施することが、もっともスムーズかつ費用も抑えられます。
雨漏りが発生してからでは、建物の躯体や内装までダメージを与えてしまい、費用が余分にかかってしまいます。

室外機を交換されるのはおそらく設備屋さんで、防水のことについては専門外でしょう。
防水のプロに依頼して、補修工事・防水工事を行うことをオススメします。

⇒ 大阪市鶴見区などでまだ防水していない部分の防水工事を行うなら『防水市場(株)ヤマナミ』にお任せください。