施工事例
works
外壁タイル面 補修工事 堺市 Eマンション
2015.03.13
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堺市Eマンションの外壁タイルが、一部欠落してしまったため、外壁補修工事の依頼がありました。
最近では、腐食が原因で看板落下、通行人の方が負傷されるという痛ましいニュースも記憶に新しいところです。
こちらのタイル面は公道に面してはいながら、幸い人的被害はありませんでしたが、外壁タイル面の欠損部の早急な補修と、壁全体の状態の見直し、早急な対応が必要でした。
外部に仮設足場を組み、外壁タイル部を調査いたしました。
調査には打診ハンマー等をもちいて、タイル1つ1つチェックしていきます。いわゆる「打音検査」ですが、
タイルの浮きや破損箇所を調査し、浮いている場所やクラックにシールやスプレーなどでマーキングして、後に作業する下地の補修に備えます。
(※タイルの浮き=タイルと外壁コンクリートとの接着不良等が起こり、剥がれかかっている状態で放置してると、最悪の場合、今回のように剥がれ落ちる危険があります。)
調査の結果、かなり広範囲にわたり、タイルの浮きが見られ、もう少し外壁補修工事の開始が遅かったり、大きな地震に見舞われていたりすれば、大事故が起こっていたかもしれません。
工事の内容としては、
●エポキシ樹脂を注入しタイルの浮きを防ぎます。
●その後タイル専用防水コーティング材を塗布することで、
今後タイルの欠落等を起こりにくくする処理を施しました。
施工面積は、公道に面した壁(一面)200㎡で、期間は1ヶ月半(65人工)、費用は一式200万円でした。タイルの欠落の原因は、25年前の新築以来、外 壁に関しての修繕やメンテナンスがほぼ手つかずだったようです。やはり10年~15年ほど経ったら、建物も劣化してきますので、プロによる外壁調査は必須といえます。
タイルの浮きは様々な要因がありますが、鉄筋コンクリートの建物によくあるのはRC壁を作る際に型枠材という木地の枠を組み、そこへコンクリートを流し込み固まった物がRC壁となります。
コンクリートが固まったら、型枠を外すのですが、外しやすいように型枠木部に剥離材を塗っておきます。型枠材を剥がしたのち、RC壁に剥離剤が付着している為、洗浄しなくてはならないのですが、その洗浄不良によりRC壁に残った剥離剤と下地モルタルやタイルとの接着不良が起こり、タイルが浮いてくる場合がよくあります。
基本情報
- 費用
- 200万円
- 工期
- 1ヶ月半
施工内容
- 外壁タイル面の補修・防水工事 仮設足場
<施工前>
(1)タイル欠落部
<施工中>
(2)外壁調査及びマーキング
(3)注入口穴あけ
(4)注入穴部ブロワー清掃
(5)グリスポンプにてエポキシ樹脂注入
(6)注入穴へステンレスピン挿入
(7)注入穴部セメント目地材埋め戻し
(8)外壁防水コート前洗浄
(9)防水コート材塗布
<施工後>
(10)補修・防水コート完了
<使用した機材などの紹介>
エポキシ樹脂注入材
注入ステンレスピン
防水コート材
株式会社ヤマナミでは防水工事はもちろんのこと、今回のような外壁補修工事も行っております。
ご相談・お見積もりは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。