施工事例
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柱から雨漏り!通気シートを用いたウレタン防水工事で解決 藤井寺市
2024.12.23
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before
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after
地域 :藤井寺市
建物の種類:木造2階建て
築年数 :約40年
工事の種類:防水工事
広さ :約45㎡
作業人員 :約20人工
基本情報
- 費用
- 約70万円
- 工期
- 約1週間
施工内容
- 手すり壁のクラックを補修する
- 既存の塗膜材をめくる
- 土間のクラックを補修する
- 改修用ドレンを取り付ける
- プライマー材を塗布する
- 通気シートを貼る
- 立ち上げ部にメッシュクロスを貼り、ウレタン防水材を塗布する
- 土間にウレタン防水材を塗布する
- トップ材を塗布する
以前に補修工事を行わせていただいたマンションのオーナー様から、「自宅のバルコニーの防水工事をしてほしい」と連絡がありました。
お客様によると、「以前から1階の柱部分に雨漏りがある」とのことでした。
玄関横のバルコニーの柱(中に樋が通っている)が、雨漏り箇所です。
室内への影響がないため、しばらく放置されていたそうです。
お客様のお家には3箇所のバルコニー(玄関の上の広いバルコニー・裏のバルコニー・サービスバルコニー)があり、バルコニーの直下はすべて屋外です。
バルコニーについては「クラックや、防水の劣化状況が気になる」とのことでした。
現場を確認したところ、防水は塗膜防水でしたが、剥がれやクラックが目立ち、あまりいい状態ではありませんでした。
手すり壁にも、クラックが見られました。
吹き付け塗装は最初は綺麗ですが、クラックが入りやすく、汚れが付きやすいという欠点があります。
こうした状況から、今回は手すり壁の補修工事・バルコニーの防水工事を行うことになりました。
今回の手すり壁の補修工事・バルコニーの防水工事の流れ
それでは以下で、今回の工事の流れを説明します。
工期が短縮できるように、3つのバルコニーは同時並行で作業を進めました。
またバルコニーへは外からハシゴで入れるため、お客様がお留守の時でも、作業することができました。
【1】手すり壁のクラックを補修する
手すり壁に入ったクラックを、弾性のエポキシ材を使用して、補修しました。
クラック補修でよく行う「V字カット(クラックをV字型の溝にカットして補修する工法)」を行わないのは、補修部分をなるべく目立たないようにするためです。
(石調の壁は、クラックの補修が目立ちやすいです。)
この後に全体を塗装する場合であれば、V字カットをしても問題ない(塗装をするので目立たない)のですが、今回は部分塗装になるため、V字カットをしないで補修する判断になりました。
クラックを補修した後、部分的な仕上げ塗装を行いました。
塗装の範囲を限定することで、施工費用を抑えることができます。
手すり壁の補修の仕上がりです。
【2】既存の塗膜材をめくる
グラインダー・スクレイパーを用いて、既存の塗膜材をめくりました。
【3】土間のクラックを補修する
土間に入ったクラックを、シーリング材で補修しました。
【4】改修用ドレンを取り付ける
改修用ドレンを取り付けました。
これが、雨漏りしていた柱の中の樋に続いています。
【5】プライマー材を塗布する
プライマー材の塗布を行いました。
【6】通気シートを貼る
今回、防水を長持ちさせるために、通気シートを間に貼る工法を採用しました。
【7】立ち上げ部にメッシュクロスを貼り、ウレタン防水材を塗布する
立ち上げ部にメッシュクロスを貼り、ウレタン防水材を塗布しました。
立ち上げ部に塗る防水材は、粘度が高いものを選び、垂れにくいようにします。
【8】土間にウレタン防水材を塗布する
土間にウレタン防水材を塗布しました。
2層目を塗布しました。
【9】トップ材を塗布する
トップ材を塗布しました。
以上の工程をもって、今回の補修工事・防水工事は完了です。
仕上がりです。
まとめ
工事の結果、無事に雨漏りは止まりました。
お客様からは「年齢が高いこともあり、防水工事をやるかどうか悩んでいましたが、やってよかったです。これから安心できます」といったお声をいただきました。
バルコニーの土間にクラックが入っていたり、雨漏りが発生していたら、早めに業者に見てもらうことをオススメします。
今回のような木造の建物では、水が回った時に構造が傷みやすいためです。
なお今回の工事は、当社が行っている『10年間防水保証』の対象になりました。