施工事例
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鉄骨5階建てで漏水!約40年補修なしのマンションの屋上防水工事 大阪市住之江区

2025.07.08

鉄骨5階建てで漏水!約40年補修なしのマンションの屋上防水工事 大阪市住之江区
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地域   :大阪市住之江区
建物の種類:鉄骨5階建て
築年数  :約40年
工事の種類:防水・シール
施工箇所 :屋上・塔屋
施工範囲 :約85㎡
作業人員 :約12人工

基本情報

費用
約70万円
工期
約6日間

施工内容

  1. パラペットの破損部補修
  2. エラスタイト撤去
  3. 土間目地シール処理
  4. 外壁クラック部のシール処理
  5. プライマー材塗布
  6. 屋上通気シート貼り
  7. 塔屋通気シート貼り
  8. 塔屋立上げ部ウレタン防水材塗布及びメッシュクロス貼り
  9. 屋上立上げ部ウレタン防水材塗布及びメッシュクロス貼り
  10. 屋上ウレタン防水材塗布
  11. 屋上トップ材塗布
  12. 塔屋トップ材塗布

弊社ホームページをご覧になったマンションオーナー様より「5階辺りで漏水がある」とご相談をいただき、現地を調査させていただきました。
漏水が起きていたのは、5階の部屋の窓際部分です。

屋上と塔屋は保護モルタル仕上げで、こちらにクラックや欠損が多くみられました。

保護モルタルの下に防水層がありますが、40年ほど経過しており機能は弱っています。

上記の写真に写っている屋上の「パラペット」という防水目的の壁の立ち上がり部分に欠損クラックがあり、床面にもクラックが少しある状態です。

建物は鉄骨5階建てのマンションで、「ALC」という軽量気泡コンクリート建材で作られた外壁に少しクラックが発生しています。

外壁塗装はされていますが過去に下地に対する工事はされておらず、補修をした形跡もありません。

1階にもクラックがありましたが、まずは手の届く範囲で施工することとなり、雨漏りが発生している5階を施工します。

ダメージが大きい屋上と塔屋は「ウレタン塗膜防水通気緩衝工法」、少しクラックがあった外壁(上記の画像)は屋上から手が届く範囲へ「シール処理」での施工をご提案して、施工となりました。

1. パラペットの破損部補修

まずはパラペットの破損部分を樹脂モルタルで補修します。
取れそうになっている部分は、施工後に剥がれてしまわないよう、この時点でしっかり落としておきます。

2. エラスタイト撤去

既存の目地材である「エラスタイト」を除去します。
目地材の上から防水工事を施工すると破損につながるので、エラスタイトのような目地材は工事前に撤去しなければいけません。

上の写真のように、施工部分のエラスタイトはすべて撤去していきます。

3. 土間目地シール処理

エラスタイトの撤去が終わった目地部分に、シール処理を行っていきます。
写真の奥の方にあるパラペットのクラック部分にも、シール処理を行っています。

4. 外壁クラック部のシール処理

外壁のクラック部分のシール処理です。
クラック部分のサイドをマスキングテープで養生しています。

シール材を塗布した後マスキングテープをはがして、外壁クラックのシール仕上げは完成です。
施工部分の長さは1~1.5m程度となっています。

5. プライマー材塗布

ダメージが大きい屋上と塔屋はウレタン塗膜防水通気緩衝工法を施工するので、まずはプライマー材を塗布します。

6. 屋上通気シート貼り

次に屋上に通気シートを貼ります。
ウレタン塗膜防水通気緩衝工法は、防水層下地からの湿気を逃がすことで、防水層が膨れたり下地が破断したりできる点が特徴です。

7.塔屋通気シート貼り

塔屋部分も全面に通気シートを貼ります。

写真にはありませんが、改修用ドレンの設置も実施しており、適切な排水ができるようにしました。

8. 塔屋立上げ部ウレタン防水材塗布及びメッシュクロス貼り

塔屋の立ち上げ部分について、通気シートのつなぎめと周囲にメッシュクロスを貼り、ウレタン防水材を塗布します。

9. 屋上立上げ部ウレタン防水材塗布及びメッシュクロス貼り

屋上にある立ち上がり部分も1つ前の手順と同じく、通気シートのつなぎめと周囲にメッシュクロスを貼り、ウレタン防水材を塗布します。

10. 屋上ウレタン防水材塗布

屋上のウレタン材は2層塗布します。
まずは1層目です。

次にウレタン材の2層目を塗布します。

11. 屋上トップ材塗布

屋上部分に、トップ材を塗布します。

上の写真のように、屋上や立ち上がり部分もしっかり施工できました。

写真に写っているドーム型のものは、5階の明り取りです。
雨が入りやすい部分なので、つなぎ目をシール処理しました。

12.塔屋ウレタン材塗布

塔屋と屋上部分です。
写真の通り、全体にウレタン防水材を塗布しました。

こちらも2層塗布していきます。

ウレタン材の2層目を塗布したところです。
ハケを使い、細かい部分もきちんと塗布します。

13.塔屋トップ材塗布

塔屋のウレタン材を塗布したら、最後にトップ材を塗布します。

写真の通り、塔屋もウレタン塗膜防水通気緩衝工法できました。

これで工事は完成です。

まとめ

今回のマンションは、オーナー様が代わられたタイミングでの施工でした。

道路面から見たマンションの外壁は綺麗に塗装されていましたが、他の面ではクラックがたくさんあり、屋上は防水もされていません。
そのため、オーナー様が代わられたあと、すぐに雨漏りが起きたと考えられます。

今回施工したマンションはクラックが多いため、予算が許せば外壁に足場を立てて全面に防水工事を行うのがベストです。

大阪近郊であれば、物件購入前にヤマナミが立ち合いすることも可能です。
劣化の度合や雨漏りの懸念個所について、施工実績豊富なプロの立場からアドバイスさせていただきます。

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