施工事例
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7階建てビルの外壁タイル防水工事 大阪市 Hビル (外壁タイル防水編)
2015.07.01
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外壁タイル防水工事
外壁タイルからの雨漏りがあったため、雨漏り対策工事を行わせて頂きました。
7階建てビルの南西角にあたるタイル箇所の施工で、施工範囲が広かったのですが、しっかりと防水効果を高める為に、防水効果のあるコーティング材を利用させて頂きました。
※一般の塗装屋さんで使われるコーティング材は、汚れの付着を防いだり、美観を保つ為に用いる事が多いので、防水効果自体は薄めです。
外壁タイルからの雨漏り
外壁タイルにひび割れや白華現象が起きておりました。
足場を組みながら調査を行ったところ、白華現象の起きている箇所などからの雨漏りが原因でした。
エフロレッセンスとは
タイルなどのひび割れなどから浸入した雨水とコンクリートやモルタルなどに含まれる可溶性物質(カルシウムやマグネシウムなど)が一緒に外にでて、水分の蒸発や空気中にある炭酸ガスなどにふれることによって起きる現象です。
よって、このエフロレッセンスの起きている箇所から雨漏りのする可能性が高いといえます。
※厳密にはエフロレッセンスは一次と二次に分かれるので、確実に雨漏りをしていると言い切れるものではありません。
気になる方は、エフロレッセンスとは?とご検索してみてください。
基本情報
- 費用
- 約100万円(外壁塗装と外壁タイル防水含む)
- 工期
- 2週間、30人工
施工内容
- 外壁タイルの調査
- 外壁タイルの洗浄
- エフロ除去
- 防水コーティング材塗布
外壁タイルの防水工事の流れ
(1)外壁タイルの白華現象(エフロレッセンス)を取り除いています。
※白華現象(以降エフロレッセンスと記載)の説明は、上記を御参照ください。
(2)外壁タイルをブラッシング洗浄して綺麗にしております。
(3)ウエスという洗浄用溶剤を利用して、拭き取りを行っています。
(4)外壁タイルにサビ汁が付いています。
(5)このサビ汁を除去していきます。
(6)外壁タイルがひび割れしています。
(7)外壁タイルのひび割れ箇所にエポキシ樹脂をダイレクトに注入しています。
※本来であれば、注射器みたいな物を利用して注入するが、タイルが内部で奥まで割れていた場合は、タイルが浮いたりヒビが酷くなったりすることがあるので、今回はガンみたいなものを使ってダイレクトに注入を行いました。
(8)外壁タイルの隙間にシーリング処理を施しました。
(9)外壁側のサッシ廻りへもシーリング処置を施しました。
(10)外壁タイル部に防水コーティングのシーラー材を塗布しています。
このシーラー材は、接着剤みたいなもので、防水コーティングの定着を良くする為に利用しています。
(11)タイルに防水コーティングの中塗り材を塗布しています。
(12)防水コーティングの中塗り材は、塗布直後は白っぽい色をしているのですが、乾くと透明になります。
(13)外壁タイルの防水コーティングの上塗り材を塗布しています。
この上塗り材も中塗り材と同様に最初は白っぽいですが、乾燥後に透明になります。
(14)防水コーティングの塗布直後の写真です。
(15)防水コーティング塗布して少し経ってからです。
少し分かりにくいですが、少しづつ白っぽい色が抜けてきているの見えます。
(16)防水コーティング塗布して更に少し経ってからの写真です。
(17)実際にコーティングが完了すると、このようにツヤがでます。
(18)17の写真と同じところを角度を変えて取ったものですが、
写真の左側の8割ぐらいがコーティングした後で、右側がコーティング前です。
少し分かりにくいですが、左側は更に少し盛り上がってるように見えると思います。
これがコーティングの層です。
この様にコーティング層が出来たら外壁タイル防水工事の完成です。
ヤマナミから一言
今回のタイル防水工事は、実際に一般の塗装屋さんではなかなか使われないものを利用しております。
本来はツヤを出す効果として利用されるコーティング材ではありますが、今回はツヤだけでなくしっかりとした防水性能を持たせております。
防水工事を売りにしているからこそ本来はなかなか使わないタイル用の防水コーティング材を利用させて頂きました。
ただ、この防水コーティング材でツヤを持たせるには、何度も何度も塗り重ねて層を形成しないとツヤがでないので、今回も満足のいく工事が出来たと思います。
ビルのタイルがひび割れている、またはその隙間から白い液体みたいなものが流れた後がある、外壁タイルから雨漏りしている恐れがある方はお気軽に防水市場の株式会社ヤマナミにご相談くださいませ。
工事が必要な場合にはコストパフォーマンスの高い工事を行わせていただきます。