施工事例
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鉄骨造工場の屋根と外壁の間の隙間から雨漏り!シーリング材で防水対策 大阪市住之江区

2025.10.20

鉄骨造工場の屋根と外壁の間の隙間から雨漏り!シーリング材で防水対策 大阪市住之江区
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地域   :大阪市住之江区
建物の種類:工場(鉄骨造)
施工箇所 :スレート屋根廻り

基本情報

費用
約6万円
工期
約2日間

施工内容

  1. 現地調査
  2. テープ養生
  3. スレート材のシーリング施工
  4. スレート材の立ち上がり部分にシーリング施工

いつもお世話になっている工務店様からのご依頼で、工場の防水工事を施工させていただきました。

「工場の一部のスレート屋根と板金に隙間が生じ、そこから雨水が流れ落ちている」ということで現地調査から行いました。

1.現地調査

スレート屋根と板金の取り合い部にシーリング処理が施されていましたが、経年劣化等により隙間が発生しているようです。

上記の部分は建物と建物の隙間にあたる部分で、建物同士は構造的につながっていません。
そのため長期間風などによる建物の軽微な揺れが起きることで、シーリングの劣化が進みやすい原因にもなっています。

上記はスレート屋根部分にできた隙間です。元々のシーリングの施工に問題があったわけではなく、経年劣化が原因となっています。

シーリングは、縮んだり剥離したりといった劣化が避けられません。
環境にもよりますが、露出している個所なら5年程度、長くても10年程度が限界です。

スレート屋根の取り合い部は15mほどありますが、すべて隙間が生じています。

現地調査の結果、新たにシーリング処理を施工することとなりました。

2.テープ養生

シーリング材を施工するために、テープで養生しているところです。

シーリング材を施工する部分は、すべてテープで養生していきます。

3.スレート材のシーリング施工

シーリング材の密着性を高めるために、プライマー材を塗布していきます。
スレートは壁側が波型になっているので、養生もシーリングもきっちりと「押さえる」ことが大事です。

シーリング材を充填しているところです。
元の波型に沿うように、1つずつ丁寧に施工していきます。

スレート材全体にシーリング材を充填したら、ヘラでならして仕上げていきます。
画像で持っている道具はヘラにゴムを貼ったもので、波型でも柔軟に対応できます。

4.スレート材の立ち上がり部分にシーリング施工

スレート材の立ち上がり部分にも隙間があったので、プライマー塗布→シーリングと施工していきます。

スレート材は約40cm間隔で継ぎ目があり、前回のシーリングではここは施工されていないようです。
40cm程度の高さまで、立ち上がり部分にもしっかりシーリング材を施工していきます。

シーリング材を充填していきます。

養生テープを剥がし、スレート材のシーリング施工は完成です。

画像の通り、スレート材の立ち上がり部分もしっかりシーリングを施工できました。

板金部分の継ぎ目にもシーリング材を施工しています。

コンクリートブロックと壁のスレート外壁の取り合い部分も、3方向すべてシーリング材を充填しています。

まとめ

工事の結果、無事に雨漏りは止まりました。

依頼主様はご予算の都合でなかなか実施できなかったそうで、「施工できてよかった」と喜んでいただけました。

屋根部分のシーリング材の劣化は、屋根の上から見ないと気づくことができません。
一般の方が屋根に上るのは大変危険なので、屋根上の状態はそうそう見る機会がないでしょう。

雨漏りが発生していなくても、下から見て光が漏れていれば隙間がある証拠です。
建物内に被害が出る前に、できるだけ早く対応されることをおすすめします。

今回の工事は増築されているので揺れが一層起こりやすく、接点が開きやすくなっています。
そのため、前に打っていなかった部分や立ち上がり部分にもしっかりシーリング材を施工し、充填する幅も前より広くしました。

水が流れやすいように勾配を付けてシーリング材を充填していますので、雨水が流れず滞留するといったことはありません。

シーリング材は、露出している部分に施工したものは「5年」が目安です。
5年経過していれば、大きなトラブルがなくてもぜひ1度点検することをおすすめします。

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