施工事例
works
マンション外壁のひび割れ補修 大阪市福島区
2015.11.11
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マンションの外壁部分補修
今回は大阪市福島区にあるマンションで管理会社様から「部屋の内壁に漏水がある」とご連絡を頂きました。
外壁を調査した結果、外壁のクラック部から雨水が浸入していたので、至急雨漏りを止める為に部分的な外壁補修工事をさせて頂きました。
実は、マンションの外壁全体が劣化しており全体の塗り変え時期だったのですが、数年後には全体の塗り変えをお考えとの事でした。
費用を抑える為に足場を組まず、建物と建物の間が狭かったので大きなゴンドラを使えなかった為にチェアーゴンドラにて作業を行いました。
雨漏りを止める為のシーリング
シーリング工事で雨漏りは止まらないという事をよく耳にしますが、これは表面のみのシーリング工事の場合です。
今回は、ボンドシリンダー工法といって、弾性エポキシ樹脂をクラック内部に注入して内部の離れた部分を一体化して耐力を復元して内部から雨水の浸入を防ぎ、更にその上にシーリングを行って動きに追従してクラックが起こるのを防ぐよう施工しました。
この施工により雨漏りは止まりますが、耐久性は5年程しか持たないので応急処置より少し長持ちする程度だと思って頂いた方が良いかと思います。
ただ、全面塗り変えを行う前提での繋ぎとしては大いにオススメできます。
チェアゴンドラでの外壁ひび割れ補修について
チェアゴンドラでの工事の特性は、ピンポイント工事であればかなり費用が安く収まるのと工期が短いというところです。
ただ、外壁全面になってくると、足場を組んだ方が安く済む事が多いです。
理由は、チェアゴンドラは横移動ができないので、少しづつ設備をずらしながら作業を行う必要があります。
また、材料など手持ち分でしか作業が行えないので、作業効率があまり良くないので工期も長くなり工事費用も高くなります。
ただ、やはり部分的な工事であれば費用が安く収まるので、部分的な補修をお考えだけど費用が高くなる事を心配されている方には非常にオススメできます。
基本情報
- 費用
- 約15万円(ゴンドラ料含む)
- 工期
- 2日間、4人工、施工面積150㎡
施工内容
- 外壁のクラック調査
- チェアゴンドラ準備
- 弾性エポキシ樹脂の注入
- シール処理(変成シリコン材)
ひび割れ調査と施工準備
外壁を正面から見える位置に行き、クラックのある場所を特定しています。
※クラックとは、外壁コンクリートやモルタルに生じるひび割れの事です。
ひび割れ調査をした後、施工時に使うチェアゴンドラの準備をしています。
名前の通り、イスになっているゴンドラです。
ゴンドラを吊るしている場所の状況です。
チェアゴンドラで昇降しながら作業を行います。
外壁ひび割れ補修の内容
外壁クラックの内部に弾性エポキシ樹脂材をダイレクトに注入しています。
※内部に注入する理由は、内部で離れたコンクリートやモルタルを
一体化させることによって耐力を復元し、雨水の浸入を防ぎます。
クラックの上に変成シリコン系シーリング材でシール処理しています。
雨漏りリスクのあるクラックや今後拡張しそうなクラックに対して、1箇所づつ弾性エポキシ樹脂を注入しています。
他の箇所と同じように、注入後にシーリング処理をしています。
シーリングの押さえ仕上げを行ってシッカリと密着させています。
真ん中を少し盛り上げて山型になるようにしています。
遠目から見た施工状況です。
ゴンドラの位置を少しづつ横にずらしながらピンポイントで作業を行いました。
これで外壁補修作業は完成です。
ひび割れ補修完了後の写真
完成①
完成②
完成③
ヤマナミから一言
このマンションは施工範囲がそこまで広く無かった事と隣の建物との幅が狭かったので、今回はチェアゴンドラを用いて作業を行いました。
その為、150㎡という少し広めの範囲でありながら費用を安く済ませることができ、シッカリと雨漏りも止まりました。
ただやはり5年前後しか耐久性が無いので、マンションの修繕工事を前提とした雨漏り対策であれば推奨できます。
ただし、質の良い施工を求める場合は防水専門業者に依頼する事をオススメ致します。
大阪で外壁補修工事をお考えであれば、株式会社ヤマナミにご相談いただければ、お客様のご都合に合わせた最適な工法で質の高い工事をさせて頂きます。
→ マンションの外壁補修工事は大阪の株式会社ヤマナミにお任せください。