施工事例
works
崩れ落ちそうなバルコニーの外壁補修 大阪市天王寺 T様邸
2016.02.01
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バルコニーの外壁が崩れ落ちそう
築80年の大阪市にある木造2階建てにお住まいの方の息子様から、「バルコニーの外壁が劣化し、崩れ落ちそう」とホームページを見てお問合せを頂き、すぐに現地調査をさせて頂きました。
写真でもすぐにわかるぐらいに、バルコニーの外壁にはクラックどころか大きな亀裂が入っており、今にも崩れ落ちるのではないかというような状態だったので、急いで補修工事を行わせていただく事となりました。
バルコニーの下地木材が朽ちて無くなっている
工事の流れとしては、先ず外壁破損部の撤去をしますが、破損部をめくると驚く光景を目の当たりにすることになりました。
本来あるはずのバルコニーの外壁を支える下地木材が跡形もなく無くなっていました。
いつからかわからないですが、長い間雨漏りをしており、水がまわって木材が腐食し朽ちて無くなったようです。
この外壁の内部は、外から見ていたよりも酷い破損状況で、まだまだ住もうと思うと外壁補修ではなく、建て替えをしないといけないほど構造材の腐食も進んでいましたが、近々に取り壊す予定だということで、今回は応急処置として外壁補修を施しました。
基本情報
- 費用
- 約15万円
- 工期
- 6人工、3日間
施工内容
- 現地調査
- 外壁の破損部撤去
- 下地材を作製し取りつけ
- ラスカット貼りつけ
- 左官処理
- 簡易防水塗装とコーキング
バルコニーの外壁調査(現地調査段階)
大きな亀裂が走り、明らかにズレています。
下にまで亀裂が走っており、今にも崩れ落ちそうです。
本来刺さっているはずのバルコニーの手すりが破損により浮いています。
バルコニーの外壁補修工程
この建物の前の道路の道幅が非常に狭く、また費用を抑えるためにローリングタワーを設置しました。
外壁破損部の撤去を行っていきます。
崩れ落ちる危険性があるので、一気に捲り落とさずに少しづつ撤去を行います。
今にも崩れ落ちそうだったところを先に撤去しました。
下地木材を少しづつ作っていきます。
バルコニーの外壁下地材を完成させました。
応急処置なので、必要な耐力だけ得られるようにしています。
外壁下地を設置した端の状態です。
下地木材にラスカットを貼っています。
ラスカット同士が合わさる端部分にコーナー材を取りつけています。
ラスカットに左官処理を行っていきます。(1層目)
左官処理の2層目を終えた段階です。
入れ墨のところに、コーキングをしていきます。
応急的な雨漏り対策の一部です。
防水対策の応急処置として防水塗装剤のポリマーセメントのトップコートを塗布しています。
全体にトップコートの塗布をして、これで外壁補修は完成です。
ヤマナミから一言
今回の外壁補修時期が遅れていると大惨事になっていたと思えるぐらいに、想像を上回る破損状況でした。
外壁の破損というのは、最初は小さなクラックから始まることが多いので、まだ大丈夫と思って放置しがちかと思います。
ただ、気づけばクラックが大きくなり、雨漏りによる見えないところの腐食が進んでおり、外壁補修工事を依頼した時には外側の補修だけでなく、一度外壁を捲って下地をやり替えてと大がかりな工事となり、費用も多額になることが多いです。
弊社が補修をさせていただく物件でも、少さなクラックの時に依頼を頂いていれば、こんなにも費用をかけずに済んだのにと思うことが良くあります。
もし、これをお読みになられた方で、ご自宅の外壁に小さなひび割れや窓周りにひび割れが有る場合は、外壁補修や防水工事を専門に行っている会社に一度ご相談されることをオススメ致します。
もちろん、大阪で外壁補修をお考えなら、株式会社ヤマナミにご相談ください。雨漏りをしているかどうかの調査や最適な補修方法をお伝えさせていただきます。
健康に住める快適なお家を維持するためにも、早めのご相談をお勧め致します。