施工事例
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陸屋根屋上の雨漏り修理でウレタン防水塗装 大阪市福島区 S様

2016.04.07

陸屋根屋上の雨漏り修理でウレタン防水塗装 大阪市福島区 S様
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予算が少ないけど雨漏りを止めてほしい

今回は、大阪市福島区の陸屋根の屋上の雨漏り修理事例です。

※この事例は、石貼り外壁の目地をシーリングで雨漏り修理 大阪市福島区 S様邸 の続編です。 

前回で少し触れていたのですが、「3階から4階に上がる階段の天井部分と壁部分から雨漏りしているので、予算が少ないけど雨漏りを止めたい」ということでした。

しかし、増築した場所と建物の構造的になかなか雨漏りをしている箇所の特定が難しく、本当に止めようと思うと一度外壁を剥がして、増築した箇所の下地などからやり替える必要があります。

しかし、予算の都合上それは難しいので、今回は特に損傷の酷かった、石貼り外壁の目地部分と陸屋根屋上のウレタン塗膜防水の補修を行う事となりました。

 

シッカリとした元の防水は残して破損箇所を補修

外壁側の屋上の床防水は破損して膨れているところもあったので補修が必要でしたが、室内側の床はスクレーパーで削っても剥がれないほどシッカリしていました。

その為、シッカリしている防水層は残しながら防水効果の無くなっているところだけキレイにスクレーパーで削ってケレン掛けを行いました。

そして、下地のプライマーからやり直して、最後に補強をするようにシッカリとした既存防水層の上にウレタン塗装を重ねて雨漏り修理を行いました。

 

利用した防水材は高耐久ウレタン防水材の1液タイプ

ウレタン防水材は、実はいろんな種類がありますが、大きく分けると1液タイプと2液タイプに分けることができます。

2液タイプというのは、従来のウレタン防水材で、防水に必要な膜厚を形成するために、ウレタンの1層目と2層目の間にメッシュクロスが基本的には必要です。

また、硬化剤と主材を混ぜて作る材料なのですが、配合は天気や気温に応じて変わります。そのため、人の手で配合を調整する必要があることから撹拌不良を起こす可能性もでてきます。

撹拌不良というのは、配合ミスなどによって起きる硬化不良のことです。 

1液タイプは、メッシュクロスを入れなくても膜厚が確保できるようになっており、硬化剤を混ぜ合わせる必要がありません。

その為、撹拌不良が起きるリスクが無いので、品質が安定します。
更に、今回は高耐久タイプを利用しているので、ゴルフのパターの練習などを行っても悪くなりにくいようにしています。 


基本情報

費用
10万円
工期
2日間

施工内容

  1. 既存ウレタン防水の状態確認
  2. 破損しているウレタン防水捲り
  3. ケレン掛け
  4. 段差部分にシール処理
  5. プライマーの塗布
  6. ウレタン塗装
  7. トップコートの塗布

屋上防水層の膨れ部を撤去

少し分かりにくいですが、屋上の防水層が膨れています。

防水層の膨れていた箇所をスクレーパーで撤去しました。
※スクレーパーとは、ヘラ状になっている刃を取付けたお好み焼きで使うヘラみたいな工具の事です。 

ウレタン防水材用のプライマーを塗布しました。

既存の防水と捲ったところの段差にコーキング処理をしました。

捲った防水層に新しいウレタン防水材を塗布しました。

既存のウレタン防水材にも2層目のウレタン防水材を塗布しました。
これで防水層の形成は完成です。 

最後に全体にトップコートを塗布して、防水層を保護しました。

 

ヤマナミから一言

 

今回は、予算の都合もあったので、確実に雨漏りを止められる保証は無いという前提で必要な作業を行わせていただきました。

この住宅の塔屋部は5年前にこの住宅を中古で購入してから無理に増築したものらしく、内部で防水がどのような状態になっているのかわかりませんでした。
その為、この物件の場合は、塔屋部を一度潰してから怪しい箇所全てに防水処理を施して、防水も下地も適切な状態へと持っていくのが好ましいです。

もし、実際に行うとなると、かなり大きな工事になり費用面での負担も大きくなってしまいます。
とはいえ家のことを考えると早めに完全に補修をして頂きたいと思います。

 

大阪で陸屋根の雨漏り修理なら、株式会社ヤマナミにご相談ください。