施工事例
works
コンクリートが割れて落ちる外壁を部分補修 大阪市西成区
2017.11.30
-
before
-
after
コンクリートの外壁が割れ落ちているので気になる
今回は大阪市西成区のS様から「店の裏の壁のコンクリートが割れているので見に来て直して欲しい」と、ご依頼がありました。
お伺いすると、鉄筋コンクリート2階建ての店舗ビルの裏のコンクリート打放の壁がひどく劣化しており、所々コンクリートが割れ落ち、鉄筋が見えている状態で、破片が落ちかけている危険な部分もありました。
築40~50年ほどの、かなり古い建物でした。
内部への雨漏りはない上、外壁はお店の裏なので、目立つということはありませんが、S様が花などを植えられておりお世話する時に気にされていたようです。
このような破損が起きた原因としては、コンクリート表面にできたクラックから水がしみこみ、内部の鉄筋が膨張し、その圧力でさらにクラックが大きくなり、割れ落ちたとみられます。
数年後に取り壊すので劣化がひどい部分だけ補修
外壁の劣化はひどく本来は全体の補修と塗装が必要な状態でしたが、建物自体が古く、2~3年後には建て替えを予定されていましたので、出来るだけ安く済む方法で、部分補修をご希望されました。
補修箇所については、コンクリートの崩落が起きそうなところを中心に、破損がひどい5か所ほどの部分を指定されました。
補修方法については樹脂モルタルで破損した箇所を埋める方法を提案しました。
基本情報
- 費用
- 約6万円
- 工期
- 約2日間 2人工
施工内容
- 樹脂モルタル専用プライマー材の塗布
- 破損個所への樹脂モルタル材の充填
- 樹脂モルタルの表面を整えて仕上げる
樹脂モルタルでのコンクリート外壁補修の工程
1.樹脂モルタル専用プライマー材の塗布
まず、施工する部分に、プライマー材を塗布します。
プライマー材は、樹脂モルタル専用のもので、コンクリート面への接着をよくする働きがあります。
高いところに塗る時は脚立を使用します。
2.破損個所への樹脂モルタル材の充填
樹脂モルタルは軽くて丈夫な補修に使われる建材で、主材と硬化剤を混ぜて作ります。
適度な硬度になった樹脂モルタルを、手やコテなどで割れた箇所に押し込むように充填していきます。
3.樹脂モルタルの表面を整え仕上げ
樹脂モルタルが固まる前に、表面を専用バックアップ材とコテで滑らかになるように整えます。
平面部は段差がないように、角部分はきれいな直角になるようにていねいに仕上げました。
コンクリートの外壁は表面の防水も大切
今回は、築40年以上の鉄筋コンクリートの建物の、ひどく劣化して鉄筋がむき出しになっている破損箇所を、樹脂モルタルで埋め、表面を整えて補修をしました。
コンクリートの外壁は最初から水が入らないように、表面にしっかりと防水効果のある塗料を塗っておくことが大切です。
また、クラックができた場合は放置せずなるべく早く補修を行いましょう。
もし、外壁に次にあげるような劣化が見られたら、すぐにでも調査を行なう事がおすすめです。
■クラック(ひび割れ)
■錆が染み出ている
■表面が膨れている
■塗装が剥がれてきている
早ければ早いほど工事が安く済み、建物の耐用年数も長くなることが多いです。
気になられましたら、ぜひお気軽に調査をご依頼ください。
大阪市西成区のコンクリートの外壁補修工事ならヤマナミへ