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ビル屋上の防水シートが破れて雨漏り!ウレタン防水へのやり替え工事 大阪市中央区

2017.12.07

ビル屋上の防水シートが破れて雨漏り!ウレタン防水へのやり替え工事 大阪市中央区
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ビル7階のオフィス天井の雨漏りがひどい

今回は大阪市中央区のHビルのオーナー様から「7階の天井からの雨漏りがひどく、屋上の防水シートが破れているので交換を検討しています。一度状態を見に来ていただけますか?」とご依頼いただきました。

現地にお伺いすると、屋上に施された既存の塩ビシート防水は劣化して所々が破れている状態でした。

7階はオフィスとして利用されているそうですが、雨の日は天井の色々な箇所からポタポタと雨漏りして、下にバケツなどを受けて対策されていたそうです。

原因は防水層の劣化と塔屋周りの構造の可能性

屋上防水と雨漏りの状態を調査したところ、今回のビルの雨漏りは、防水層の劣化だけではなく、屋上にある塔屋の構造が複雑で、塔屋の屋根や外壁から雨漏りしている可能性も考えられました。

完全に雨漏りを解消するには塔屋を詳しく調査し、屋上と塔屋両方の防水工事を行うことが望ましい状態でした。

しかし、今回はまず屋上の防水をやり替えて、雨漏りが改善されるか様子を見てから塔屋の工事については考えたいとのことでした。

ビルの築年数は約40年、前回の防水工事は約20年前に行われたとのことで、防水については雨漏りの有無に問わずそろそろ交換の時期とお考えだったようです。

塩ビシートはまた破れたら困るので今度はウレタン塗膜防水で

防水やり替えについては、値段を抑えてほしいということと、前回と同じ塩ビシートだと同じように破れたら困るとのご要望がありました。

そこで、劣化した部分を修繕しやすく、上塗りすることで長く使っていただける比較的低コストで施工ができるウレタン塗膜防水をご提案しました。

また、ビル7階ですと建物の揺れで劣化する可能性もありますので、通気シートを使用する通気緩衝法での工事を行いました。

基本情報

費用
約80万円 約80㎡
工期
約2週間 約30人工

施工内容

  1. 既存塩ビシート捲り
  2. 下地不陸調整処理
  3. プライマー材塗布
  4. 通気シート貼り
  5. 改修用ドレーン取り付け
  6. ウレタン防水材塗布
  7. トップコート材塗布

通気緩衝工法によるウレタン塗膜防水の工程

1.既存塩ビシート捲り

劣化した既存の塩ビシート防水を捲ります。

破れた部分から水が入り、水が溜まっている部分もありました。

2.下地不陸調整処理

屋上床面の下地自体がへこんでいる部分がありましたので、カチオンフィラー下地調整剤で、平らになるように処理を行いました。

下地に凸凹があると、へこんだ部分に水が溜まり、防水層が劣化しやすくなります。

3.プライマー材塗布

下地に防水材の接着を良くするプライマー材を塗布します。

4.通気シート貼り

床面全体に、通気シートを張ります。

継ぎ目や端部は専用のジョイントテープでしっかりと隙間なく止めます。

5.改修用ドレーン取り付け

排水口にウレタンの改修用ドレーンを設置します。

6.ウレタン防水材塗布

通気シートの上からウレタン防水材を塗布します。

防水層に厚みをつけるため重ね塗りをします。

<1層目>

<2層目>

7.トップコート材塗布

防水層を紫外線などから守るトップコート材を塗布します。

屋上の防水やり替えで雨漏りが軽減された!

今回は7階建てビル屋上の劣化した塩ビシート防水を通気緩衝工法によるウレタン塗膜防水にやり替え工事を行いました。

やはり塔屋からの漏水もあるようで、完全には、雨漏りは止まりませんでしたが、以前よりも雨漏りが少なくなりお喜びいただくことが出来ました。

現在、オーナー様は塔屋の防水工事もご検討されており、弊社で調査を進めさせていただいております。

 

大阪市中央区のビル屋上の破れた防水をやり替え工事するならヤマナミへ