施工事例
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L字型のバルコニーの防水工事~ウレタン塗膜防水で雨漏りを解消~ 大阪市阿倍野区

2017.12.26

L字型のバルコニーの防水工事~ウレタン塗膜防水で雨漏りを解消~ 大阪市阿倍野区
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2階バルコニーから1階の客間に雨漏りして困っている

大阪市阿倍野区にお住まいのD様からのご依頼で、バルコニーの防水やり替え工事を行った事例です。

築30年ほどの鉄骨3階建てのD様低には、2階にバルコニーがあり、その真下の1階の客間にしばらく前から雨漏りしており、雨が降るとバケツを受けなければならないほどポタポタと水が落ちてきてお困りだったそうです。

2階のバルコニーには20年前くらいに一度、ウレタン塗膜防水工事をされたそうですが、下地の目地のクラック(ひび割れ)が表面まで達しており、おそらく下地の裏側まで貫通していると思われました。

前回の工事でのクラック補修の方法が良くなかった

詳しく調査したところ、下地のクラックは経年劣化や建物の揺れの影響でできたものだと思われました。

しかし、ここまでひどくなった理由として、前回の工事の際に、クラックの補修が適切に行われていなかった可能性がありました。

工事中にも判明しましたが、本来クラックには緩衝効果のあるシーリング材でシール処理を行わなければならないところ、その跡が見られませんでした。

D様邸のバルコニーにはメッシュクロス工法のウレタン塗膜防水が最適

 

  • ●L字型
  • ●床にヒビ割れがある
  • ●床面からサッシまでの長さがとても短い

 

このような特徴のあるD様低のバルコニーにはウレタン塗膜防水をおすすめしました。

L字型など複雑な形状のベランダには、ちょうど良いサイズにカットしなければならないシートやFRPは向かず、自由な範囲に塗ることのできる塗膜防水が適しています。

FRP防水は、サッシと床面の距離が小さすぎて施工が難しいという理由でもおすすめしませんでした。

また、建物の揺れでクラックが起き、まだが残っている状態ですので、クラック部への緩衝効果が期待できるウレタン製のシーリング材でシール処理を行った後、揺れに強いメッシュクロス工法でのウレタン塗膜防水を行うことが最適です。

基本情報

費用
約13万円 約15㎡
工期
約4日間 約4人工

施工内容

  1. ベランダの清掃
  2. クラック処理
  3. ドレーン取り付け
  4. プライマー材塗布
  5. ウレタン防水材塗布(メッシュクロス貼り)
  6. ウレタン防水材塗布(2層目)
  7. トップコート材塗布

L字型のバルコニーの防水工事の工程

1.バルコニーの清掃

バルコニー全体物を片付け、床面のゴミやチリを掃除しました。

2.クラック処理

床面のクラックにウレタン製のシーリング材を使ってシール処理を行いました。

3.ドレーン取り付け

ベランダの隅にある排水口に鉛製の改修ドレーンを、バルコニーの形状に合わせてカットして取り付けました。

排水口周辺にひどい劣化はありませんでしたが、内部に亀裂などがありデッキプレート(下地の下にある金属板)を伝って雨漏りの原因になっている可能性がありましたので工事を行いました。

4.プライマー材塗布

バルコニー床面と立ち上がり部にウレタン防水材の接着を良くするプライマー材を塗布しました。

5.ウレタン防水材塗布(メッシュクロス貼り)

防水層を強くするメッシュクロスを貼りながら、ウレタン防水材を塗布していきます。

6.ウレタン防水材塗布(2層目)

防水層に厚みをつけるために、ウレタン防水材を重ね塗りします。

7.トップコート材塗布

防水層の表面を保護するトップコート材を塗布しました。

バルコニーの下地のクラックをしっかり補修して防水を行った

防水工事を行った後、雨漏りは止まったようです。

D様邸では雨漏りの直接的な原因にはなっていませんでしたが、バルコニーに植木鉢を置かれている場合は、土が流れ出して排水口が詰まる恐れがあるほか、防水材に汚れが付着しやすくなるので注意が必要です。

バルコニー防水にはいくつかの種類があり、形状や状態によって向き不向きがあります。

安さや手軽さなどで選ばず、一度プロの目で調査を行い、最適な補修方法を選ぶことが、雨漏りを解消し、家の劣化を防ぐ一番良い方法かと思われます。

 

大阪市阿倍野区のL字型のバルコニーの防水工事ならヤマナミへ