施工事例
works
築15年のビル外壁を部分補修して雨漏り解消 大阪市平野区
2018.01.30
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ビル外壁が割れて室内に雨漏りするので修理して欲しい
大阪市平野区に自社ビルをお持ちのN様からのご依頼で、ビル外壁の部分補修を行った事例です。
築15年、鉄骨3階建てのビルは外壁がALCで建物正面にはALCの上からタイルが貼られていました。
以前からトイレや室内の雨漏りにお困りで、場所によってはしみこんだ雨水のせいで壁紙がはがれていました。
調査時をするとALCパネルに割れが見られ、それだけでなく、サッシやガラリ周りのシーリングの劣化と屋上のヒビ割れも見られ、こういった部分から、水が入っていることも想定できました。
ひび割れた部分のみの工事をご希望でしたので、足場の組めない狭いところで部分的な補修を行うときに適したチェアーゴンドラを使用しての工事をご提案しました。
基本情報
- 費用
- 約20万円
- 工期
- 約3日間6人工
施工内容
- チェアーゴンドラの設置
- ALC外壁破損部のシーリング処理
- サッシ周辺シーリング処理
- ガラリ周辺シーリング処理
- シーリング部分塗装
- 屋上防水破損部シーリング処理
3階建てビルのALC外壁・屋上防水補修の内容
1.チェアーゴンドラの設置
屋上のパラペット部にチェアーゴンドラを設置します。
設置部分には板を当てて壁を傷つけないように工夫し、安全面でも設置部分以外の手すりにワイヤーで固定したり、作業員は安全ロープを付けたり、万全の対策を行いました。
作業中も壁に足を付けて支えながらずれないように工事を行います。
2.ALC外壁破損部のシーリング処理
ウレタン系シーリング材のノンブリードを、シーリングガンを使って破損部に充填していきました。
このシーリング材は上に塗装が必要ですので、充填後は表面を整えておきます。
3.サッシ周辺シーリング処理
窓のサッシ周りにもシーリング処理を行います。
4.ガラリ周辺シーリング処理
シーリングが劣化していた丸いガラリ(排気口)周囲もシーリング補修を行いました。
ガラリはシーリングだけで固定されているような状態で、この部分が傷むと水が入りますので、大きめにシーリングを行いました。
↓施工後
5.シーリング部分塗装
シーリング部分の上から、シーリング劣化防止のための水性シリコン製の塗料を塗布します。元の色に合わせたベージュ系のカラーを選びました。
6.屋上防水破損部シーリング処理
雨漏りの原因の1つと考えられた屋上のち上がり部分と入り隅のひび割れ部分を変成シリコンのシーリング材で補修しました。
隙間をしっかりシーリング材で埋めることでさらにひび割れができることを防げます。
今回は部分補修したけれど…ALC外壁は10年で塗り替えが望ましい
チェアーゴンゴラを使ってALCのひび割れ部分の補修と、水の入りやすいサッシやガラリ周り、そしてひび割れた屋上防水のシーリングを行い、建物内に水が入らないようにしました。
ALCの壁面と屋上のひび割れ部以外にも、ひび割れたタイル面と水漏れひどい外壁排水管の補修工事を行っています。
⇒詳しくはこちら
『3階建てビル外壁タイルのひび割れをシーリング工事 大阪市平野区』
今回はN様のご希望で、劣化した部分のみの補修を行いましたが、本来ALCは10年程度で塗り替えとシーリングの打ち替えを行い、劣化が激しい場合は下地からやり直すことが望ましいです。
途中に窓や天井がある場合は、その部分から水漏れに気付くことも多いですが、外壁や屋上から入り込んだ水が、見えない壁の中を伝って地面に流れている可能性もあります。
その場合気付かないうちに建物の中が劣化しますので非常に危険です。
パネル状の外壁の劣化が気になる場合は、なるべく早く、業者に調査を依頼されることをおすすめします。
大阪市平野区のひび割れたビル外壁の補修工事ならヤマナミへ