施工事例
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アパートのベランダ防水〜ニオイ少なめの防水材で工事〜 大阪市生野区

2018.02.14

アパートのベランダ防水〜ニオイ少なめの防水材で工事〜 大阪市生野区
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住んでいる人がいるから防水工事のニオイが気になる

大阪市生野区の、Yアパート様からベランダの防水のご依頼をいただきました。

鉄骨5階建ての3階ベランダの天井から雨漏りが起きているということで、4階のベランダを調査したところ、床面の既存の塗料のようなものがボロボロに剥がれ、下地にヒビ割れが見られました。

4階の室内を通って工事させていただくことになり、オーナー様から「住んでいる人がいるのでもし工事のニオイが少ない防水があったらお願いします。」というご希望がありました。 

防水材の中では、ボンドで貼り付けるだけのシート防水はニオイ控えめですが、狭い範囲の施工には向きません。しかし、一般的に狭い範囲に向いているウレタン塗膜防水やFRP防水は溶剤のニオイがきついです。

今回は、塗膜防水のなかでは比較的ニオイが少なく、短時間で乾き施工が早く終わるポリマーセメント塗膜防水を行うことをご提案しました。

基本情報

費用
約7万円 約4㎡
工期
約3日間 約3.5人工

施工内容

  1. 室外機を架台に上げる
  2. 既存塗料捲り・掃除
  3. プライマー材塗布
  4. ポリマーセメント防水材塗布
  5. ポリマーセメント防水材2層目塗布
  6. トップコート材塗布

ベランダへのポリマーセメント塗膜防水工事の工程

1.  室外機を架台に上げる

室外機を架台に乗せ、室外機の下の施工を行うことができるようにします。動かしづらい場所に設置されていましたので転倒させないように注意しました。

2.既存塗料捲り・掃除

既存の水性塗料をスクレーパーやカッターを使って剥がしていきます。

とれにくい部分もありましたが、上塗りするポリマーセメントと相性の良い水性塗料でしたので多少残っても影響がないと考えられました。

塗料の捲りカスと、排水口に溜まったゴミを取り除きベランダの下地をきれいに整えました。

3.  プライマー材塗布

ポリマーセメント防水材の接着を良くするプライマー材を塗布しました。

4.  ポリマーセメント防水材塗布

ポリマーセメント防水材をローラーで均一に塗布します。

5.  ポリマーセメント防水材2層目塗布

防水層に厚みをつけ耐久性を高めるため、防水材を重ね塗りします。

6.トップコート材塗布

最後に防水層の表面を紫外線による劣化から守るトップコート材を塗布します。

狭いベランダをしっかり防水、早く終わらせてニオイの苦情もなし

Yアパートのベランダは4㎡と狭く、作業しづらい環境でしたが、室外機の架台などをうまく利用して隅々まで防水を行いました。

塗膜防水を行う場合、既存防水がある場合、下地調整が必要になることが多いですが、このベランダの既存の塗料は水性で、ポリマーセメントとの相性が良く、下地調整は不要でしたので、もともと早く乾く上に、工程を省略できることで、さらに時短とコストダウンにつながりました。

また、4階の室内を通らせていただきましたので、汚さないように細心の注意を払いました。

3階ベランダ天井の雨漏りは解消し、家の中を通らせていただいた4階の住人の方にも「ベランダがきれいになってよかった」と喜んでいただくことができ、ニオイについても苦情はありませんでした。

雨漏りや、ベランダの防水の劣化が気になっても「防水ってペンキみたいにすごいニオイがしそうだからちょっと困るな」お悩みの方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、弊社ヤマナミでは、ポリマーセメントのようにニオイが他より少なく、早く施工の終わる防水材の取り扱いもございますので、ぜひ一度ご相談ください。

 大阪市生野区のアパートでニオイの少ない防水工事をするならヤマナミへ