施工事例
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工場の排水管がある壁から水漏れ | 壁を壊さず工場稼働に影響がでない屋上からの補修工事 大阪市住之江区

2018.03.28

工場の排水管がある壁から水漏れ | 壁を壊さず工場稼働に影響がでない屋上からの補修工事 大阪市住之江区
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工場の増設した建物の壁の排水管周辺から水漏れしてお困り

工場オーナーのT様から「雨の日に工場内の排水管周辺から水漏れして困っているので見に来てほしい」とご依頼いただきました。

お伺いすると、建物2階の壁の排水管から漏水があり、排水管が破損していると見られ、元をたどると、屋上の排水口で、雨で屋上から水が流れると水が漏れるようでした。

排水管が破損した原因は、おそらく建物の揺れと、それに伴うコンクリートの劣化により破損したと考えられました。

通常屋上の排水は建物内を通さないことが多いですが、今回の建物は増築されており、漏水する排水管がある壁は、もともと外壁だった部分が内壁となっている部分でした。

屋上から長いドレーンを設置して水漏れを止めることを提案

壁の排水管すべてを取り替えるとなると大掛かりな工事になります。

今回は、屋上の排水口から、改修ドレーン(排水口に取り付けるホース付きの補修用品)を取り付け、破損部に水が流れないようにすることで、漏水を止める工事を提案し、破損部まで届く長いホース付きの特注ドレーンを用意して防水工事を行いました。

基本情報

費用
約15万円
工期
約2日間 約4人工

施工内容

  1. 排水口周辺の清掃
  2. 排水口の拡張工事
  3. 改修ドレーンの設置
  4. 周囲への防水材塗布
  5. トップコート材の塗布
  6. ストレーナー設置

改修ドレーン設置で排水管の漏水を止める工事の工程

1.排水口周辺の清掃

屋上には、飛来した土埃などが溜まっていたので防水工事のために排水口周辺の清掃を行いました。

2.排水口の拡張工事

屋上の排水口は内部に2~3cmの段差があり、そのままだと改修ドレーンのホースがうまく入らない状態でしたので、はつり機でなだらかになるように削りました。

このとき、砕いたモルタルが排水口に入ると詰まる恐れがあるので、ゴミには注意して作業を行っています。

3.改修ドレーンの設置

排水口に鉛製の改修ドレーンを設置します。板状の部分とホースの部分があり、ホースの部分を排水口の中に入れて、板状の部分は排水口と立ち上がりの部分にあわせて曲げて形を整えます。

接着にはウレタン製のシーリング材を使用しました。

4.排水口周囲への防水材塗布

せっかく改修ドレーンを設置して排水管からの水漏れを防いでも、ドレーンの設置箇所付近から水漏れしてしまっては元も子もありません

排水口周辺からの漏水を防ぐため、周囲にポリマーセメント防水材を塗布しました

通常の防水と同様に、プライマー材を塗布した後、防水材を2回重ね塗りしました。

5.トップコート材の塗布

防水材は直射日光で劣化しやすい素材ですので、表面を保護するトップコート材を塗布しました。

6.ストレーナー設置

排水口にゴミが入らないようにするためのストレーナー(網状の部品)を設置し作業は終了です。

壁の排水管の水漏れは事前調査で適切な補修工事を

壁の排水管から漏水があった場合、排水管そのものを取り替えないといけないと思われる方も多いかもしれませんが、今回のように排水口に専用のドレーンを取り付けることで工事が済む場合もあります。

それに加えて、大規模な工事になると工場が稼動できなくなる可能性もありますが、今回のように屋上で作業を行うだけの場合、仕事に影響も出ません。

 

まずは、専門業者に調査や見積もりを依頼し、どんな工事が必要か、また提案された内容以外に補修方法がないかなどを確認することを推奨します。

また、事前にどのような原因で漏水しているか、納得できる工事をしてもらえるかなども確認しておくことと納得のいく補修工事になりますよ。

 

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