施工事例
works
マンション廊下の床補修|ひび割れ補修と防滑シート貼り 大阪府八尾市
2018.06.27
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マンション廊下のモルタル床がひび割れてきて心配
大阪府八尾市のSマンションのオーナー様から、廊下の防水と防滑シート貼りのご依頼をいただきました。
RC造り6階建てのマンションは1階は店舗で廊下がなく、2階の廊下は平滑なシートが貼られており、3〜6階の廊下はモルタルがむき出しの状態でした。
このモルタル部分がひび割れてきており、外観が悪くなり防水面でも心配があったそうです。
今回は、水が溜まりやすい溝部を防水し、歩く部分に防滑シートを貼ることになりました。
すでにシートが貼られていた2階も、新たに防滑シートに貼り替えて欲しいとご希望いただきました。
基本情報
- 費用
- 約120万円 約110㎡
- 工期
- 約1週間 約25人工
施工内容
- 2階廊下の既存シート剥がし
- 床のひび割れ補修
- 溝部・巾木のウレタン塗膜防水
- 防滑シート切り込み
- 防滑シート貼り
- 防滑シートジョイント部の溶着
- 端部のシーリング
マンション廊下の床を補修する工程
1.2階廊下の既存シート剥がし
2階廊下の既存シートを、ペッカー(シート剥がし機)で剥がしていきます。
シールのように簡単に剥がれそうに見えますが、しっかりと接着剤で固定されておりカチカチに固まっています。
ペッカーと同じくらいの幅に切り込みを入れ、シートと床の境界を先端でつつくように剥がしていきます。
2.床のひび割れ補修
モルタルのひび割れをカチオンフィラー下地調整材で補修します。
ひび割れは経年劣化によるものと考えられますが、放っておくとさらなる劣化の原因につながる上、一度シートで覆ってしまうと状態の確認も補修も難しくなるので、先に補修しておきます。
3.溝部・巾木のウレタン塗膜防水
水が溜まりやすい廊下の端の溝と巾木(立ち上がり部分)にウレタン塗膜防水を施します。
カチオンフィラーで下地調整した後、プライマー材を塗り、ウレタン塗膜防水材を2度塗りしました。
防水材は、立ち上がり用の垂れにくいかためのものを使用しています。
4.防滑シート切り込み
防滑シートを廊下の幅に合わせて専用カッターでカットします。
5.防滑シート貼り
カットした防滑シートを廊下の床に貼っていきます。
通る人がいることも考慮して、縦に半分ずつ貼りました。
6.防滑シートジョイント部の溶着
防滑シートと防滑シートの隙間部分を埋めるために溶着という処理を行いました。
シートが重なったり、隙間があいたままになると劣化の原因となりますので、ワザと少し隙間をあけておき、そこに専用のヒモ状の素材を熱で溶かして埋めていきます。
7.端部のシーリング
最後に溝部分と、シートの隙間をシーリング処理して作業は終了です。
ここに使うシーリング材は、タキシールと呼ばれる床材専用のもので、窓サッシに使われる柔らかいものとは異なり、固まるとカチカチになってかなり長持ちします。
ひび割れたモルタル床がきれいになり防滑シートの色味も廊下にマッチ
ご依頼主のSマンションのオーナー様は「きれいになりましたねー!シートの色味もマンションにマッチしてよかった」と大変満足されたご様子でした。
防滑シートは単に床を歩きやすくするだけではなく、劣化を防ぐ効果もあります。
今回のようにひび割れてきた場合、劣化が進み雨漏りに繋がる危険もありますので、早めの補修がおすすめです。