施工事例
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ガレージの水漏れ工事|壁のコンクリートから水が染み出る 大阪市阿倍野区
2018.07.18
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雨が降るとガレージの壁から水が染み出してくる
大阪市阿倍野区の戸建住宅にお住いのK様から、「ガレージの壁から水が漏れてくるので見に来て欲しい」とご依頼いただきました。
現地を拝見したところ、ガレージとその外の犬走部(路地)に高低差があり、犬走部の方が高くなっていました。
ガレージ内部の外壁のちょうど犬走くらいの高さくらいから浸水が見られ、雨の後などは床がびしょ濡れになることもあるとのことでした。
原因は建物外部の犬走床と基礎の劣化部からの浸水
犬走部からも調査を行ったところ、犬走の床面コンクリートや基礎部分に無数の日々が入っており、犬走と基礎との境界の入隅にも割れて隙間ができている状態でした。
K様も漏水部付近へご自身でシーリング処理して水を止めようとされたようですが、止まらなかったようです。
水漏れと劣化を防ぐため防水工事を提案
今回は犬走と基礎部分全体にウレタン塗膜防水を施すことをご提案しました。
K様が以前に行われたように、ひび割れ部を塞ぐ工事もできます。
しかし、ひび割れの数や範囲が広く、塞いだところ以外にひび割れができた場合、内部の既存のひび割れに再び浸水することが考えられました。
あらかじめ、ひび割れにシール処理した上から、全体を覆う防水層を形成し、どこからも水が入らないように対策することが好ましいとご説明し、実際に工事を行うことになりました。
基本情報
- 費用
- 約10万円
- 工期
- 約3日間 約3人工
施工内容
- 柵の取り外し
- ケレン清掃
- 外壁の養生
- プライマー材塗布
- ひび割れへのシール処理
- ウレタン塗膜防水材塗布
- ウレタン塗膜防水材2層目塗布
- トップコート材塗布
- 柵取り付け
ガレージへの水漏れを止める防水工事の工程
1.柵の取り外し
K様邸の犬走の左横は駐車で、間を隔てる柵がありましたが、犬走は幅40cm程度しかなく、柵があると防水工事ができません。
工事中、一時的に柵を取り外しても良いか駐車場のオーナー様に問い合わせていただいたところ、快くOKしてくださりました。
2.ケレン清掃
犬走部に防水材を塗る時に邪魔になる恐れのある、表面の凸凹や汚れをケレン掛けして取り除きました。
以前にK様が施されていた、変成シリコンのシーリングも撤去しました。
3.外壁の養生
基礎との境界付近の外壁が汚れないようにテープ養生をしておきました。
4.プライマー材塗布
防水材の定着を良くするためのプライマー材をローラーで塗布しました。
5.ひび割れへのシール処理
犬走部・基礎部分の境界と表面のひび割れに、ウレタン製のシーリング材でシール処理しました。
あらかじめシール処理しておくことで、隙間をしっかり埋めて水が入らないようにする働きと、弾力のある素材が、衝撃を吸収するので、揺れなどでこれ以上のひび割れができるのを防ぐ働きもあります。
6.ウレタン塗膜防水材塗布
犬走と基礎の表面にウレタン塗膜防水材をローラーで塗布します。
7.ウレタン塗膜防水材2層目塗布
防水層に厚みをつけ、強度を上げるため、ウレタン塗膜防水材を重ね塗りします。
8.トップコート材塗布
防水層の表面を紫外線などから保護するトップコート材を塗布します。
9.柵取り付け
駐車場の柵を取り付け作業は終了です。
防水工事の結果水漏れが止まった
工事の後、水漏れがなくなり、K様にはお喜びいただくことができました。
家の横の犬走(路地)はなかなか立ち入ることがなく、劣化にも気づきにくい場所です。
K様邸のように、ガレージなどで高低差がある場合は、水漏れ等で劣化に気づくこともありますが、そうでない場合、気づかないうちに基礎を傷めている恐れがあります。
お掃除などの際に一度チェックしてみてくださいね。
不安な点がありましたら、ぜひヤマナミの無料相談をご利用ください。