施工事例
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地震で剥がれた外壁タイルの補修工事 大阪市住之江区のマンション

2018.07.31

地震で剥がれた外壁タイルの補修工事 大阪市住之江区のマンション
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地震でマンションの外壁タイルが剥がれて割れている

大阪市住之江区のKマンションのオーナー様からのご依頼です。

地震でマンションの外壁タイルの一部が剥がれ落ち、周囲にもひび割れが起きたため、補修工事をして欲しいとのことでした。

タイルの剥がれと亀裂は基礎との境界部分に集中

現地にお伺いして、破損個所を確認すると、タイルに覆われた基礎と外壁の境界部分に、割れが集中していることがわかりました。

マンションは、ALC外壁のRC造で、基礎とALC外壁の全面がタイルで覆われていました。

 RC住宅は揺れやすく、素材の違う基礎と外壁の境界部分には特に大きな力がかかります。

 ですので、タイルで表面を覆う場合、本来は境界に沿って目地に、緩衝作用のあるシーリング処理を行っておくことが望ましいです。

 しかし、Kマンションではシーリングの位置が少しずれており、今回の揺れで境界部分に大きな負担がかかって割れたと見られました。

剥がれたタイルに似たタイルを取り寄せて使用 

使用されていたタイルは廃番になっており、同じものが手に入りませんでしたので、よく似た色、質感のタイルを選んで使用することをご提案しました。

また、Kマンションは築年数が古く、出来るだけ補修コストを抑えたいとのことでしたので、今回は剥がれた部分と、割れた部分の補修、そして亀裂の影響で傷んだ目地シーリングの補修のみを行いました。

基本情報

費用
約10万円
工期
約3日間 約3人工

施工内容

  1. ひび割れたタイル剥がし
  2. 新しいタイル貼り
  3. 目地周囲の養生
  4. プライマー塗布
  5. 目地のシーリング

外壁タイルの補修工事の工程

1.ひび割れたタイル剥がし

タイルの剥がれた部分は剥がす必要がありませんでしだが、割れたまま外壁にくっついているタイルを剥がします。

斫り機という機械で、割りながら少しずつ剥がしました。

その際、割れていないタイルを傷めないよう注意し、合計20〜30枚ほどの破損タイルを剥がしました。

2.新しいタイル貼り

新しく用意したタイルを、専用のボンドで固定していきます。

既存のタイルと同じ間隔でズレないように、繊細な作業を行いました。

3.目地周囲の養生

目地のシーリング前にタイルが汚れないようにテープ養生を行いました。

4.プライマー塗布

シーリング材の定着を良くするプライマーを目地に塗布します。

5.目地のシーリング

目地の損傷部分に変成シリコンのシーリング材でシーリングを行いました。

シーリング材の色ははタイルの色に合うダークグレーを選んでいます。

シーリングガンで目地を埋めるように充填した後、ヘラで平らに整えました。

剥がれたタイルの張替えと目地の補修が完了

地震の揺れで割れてしまった外壁タイルの張り替えと、目地の補修を行い、工事後、キレイになった外壁を見て、オーナー様は安心されたご様子でした。

地震が起きると、震源地からある程度離れていても、揺れの影響で、家の思いもよらない部分にヒビが入ったり、外壁タイルが剥がれ落ちたりすることもあり、後々大きな事故や雨漏りにつながることもあります。

もし、地震の後で、外壁など建物の異変に気づかれましたら、些細な点でも一度プロに相談されることがおすすめです。

弊社では無料調査を行なっていますので、お気軽にお問い合わせください。

大阪市住之江区で剥がれた外壁タイルの補修を頼むならヤマナミまで!