施工事例
works
木造住宅2階のルーフバルコニーをFRP防水にして欲しい 大阪府八尾市
2018.09.11
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既存防水は所々傷んでおりお客様がご自身でモルタル補修
大阪府八尾市のT様から「ルーフバルコニーの防水が傷んでいるのでFRP防水をお願いしたいのですが」とご依頼いただきました。
T様邸は木造築30年の2階建ての住宅で、2階のルーブバルコニーには塗膜防水が施されていました。
T様は洗濯干しなどでルーフバルコニーによく出られているということでしたが、年々ひび割れができて、気になるのでご自身でモルタル処理をされていたそうです。
ただ、劣化がひどくなってきたこともあり、一度丈夫なFRP防水にしたいとお考えになり、弊社にご連絡くださいました。
丈夫なFRP防水をご希望されたので全体を下地処理してから施工
お客様からは丈夫で長持ちするFRPがいいとのご希望でしたが、既存の塗膜防水の上にそのまま施工すると、成分が溶け出しでうまく定着しない可能性がありますので、一度下地処理してから工事を行いました。
また、ルーフバルコニー手すり足元は数センチの高さの立ち上がり(パラペット)があり、この部分まで防水の必要がありました。
基本情報
- 費用
- 約22万円 約23㎡
- 工期
- 約5日間 約5人工
施工内容
- 出隅部を丸く研磨
- ドレーン取り付けと隅部へのシーリング
- プライマー材塗布
- FRPガラスマット貼り
- 脱泡処理
- 手すり足元のシール処理
- トナー入りFRP樹脂の塗布
- パラペット端部へのシール処理
- トップコート塗布
約23㎡のルーフバルコニーへのFRP防水の工程
ここでは下地調整後の工程を紹介します。
1.出隅部を丸く研磨
今回のルーフバルコニーはパラペットまで防水をする必要があったので、出隅(角の部分)を丸く研磨処理しました。
FRP防水は、ガラス繊維でできたマットを貼りつけながら施工するので、角ばった箇所にマットを折り曲げて貼り付けると、マットが浮いてうまく施工できなかったり、のちのちその部分から劣化しやすくなったりする可能性があります。
ガラスマットがフィットするように、角をなめらかな曲線に整えておきます。
2.ドレーン取り付けと隅部・ひび割れへのシーリング
排水口にはFRP樹脂製のドレーンを取り付け、周囲と入隅(内側の角)などをアクリル製のシーリング材でシール処理しました。
入隅もガラスマットがフィットするように丸くしておく必要があります。
3.プライマー剤を塗布
FRP樹脂の定着を良くするプライマー剤を塗布します。
4.FRPガラスマット貼り
ガラスマットにFRP樹脂を染み込ませながら貼り付けていきます。
5.脱泡処理
FRP樹脂が固まる前に、防水層に紛れた気泡を専用のローラーで取り除きます。
6.手すり足元のシール処理
パラペットに設置された手すりの足元から水が入らないようにシール処理を行いました。
7.トナー入りFRP樹脂の塗布
仕上がりを美しくするためのトナー(色のついた粉)入りのFRP樹脂を重ね塗りします。
8.パラペット端部へのシール処理
パラペットの外周までFRP樹脂を塗っているので、境界部から水が入らないようにシール処理を行いました。
9.トップコート塗布
最後に防水層を紫外線などから保護するトップコート剤を塗布して作業は終了です。
劣化が気になっていたルーフバルコニーを丈夫なFRP防水にやり替え
ご依頼主のT様は仕上がりを見て「キレイになりましたねー」と嬉しそうなご様子でした。
ルーフバルコニーなど広い場所の防水は、劣化してくると補修も大変ですので、気になってきたら早めに調査と補修をされることがおすすめです。
大阪府八尾市でルーフバルコニーの防水補修を依頼するならヤマナミまで