施工事例
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連棟住宅の外壁塗装|地震で広がったクラック補修と塗装 大阪市港区

2018.10.05

連棟住宅の外壁塗装|地震で広がったクラック補修と塗装 大阪市港区
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地震で連棟住宅の外壁クラックが広がり危険な上、見た目も悪い

大阪府大阪市港区の連棟住宅のうち1棟のオーナーM様からのご依頼です。

「地震で外壁のひび割れが大きくなったので補修して、塗装し直しもお願いします。」

「もともとできていたひび割れを自分で補修していたんですが、この前の地震で広がってしまってちょっと危ない状態です。」

お伺いすると、外壁に大きなクラックがいくつかできており、ひどい部分は外壁ごと手前に倒れそうになっている危険な部分もありました。

部分的に、オーナー様が補修された部分もありましたが、周囲と色が違い、剥がれている部分もあり、あまりキレイとは言えない状態でした。

ご依頼主さまがお持ちの1棟分の外壁塗装を行うことになった

連棟住宅は、写真のように複数の住宅がひと続きになった住宅で、テラスハウスと呼ばれることもあります。1階建だと長屋とも呼ばれます。

ひと続きになっているものの、1軒ごとにオーナーが異なることが多く、今回も左右は別の方の所有物件でしたので、念のため事前に左右の方に工事を行うことを伝えていただきました。

M様は今回の塗り替えで左右の物件とは違う色にしたいとご希望でしたので、ご相談の上、紺色に決められました。

以前から他の物件でもご依頼いただいているM様は、遠方にお住まいでしたので、電話やメールでのやり取りを中心に見積もりを行い、工事については全面的に弊社にお任せいただきました。

クラックについては隣の物件への延長部分も補修し、塗装は境界まで行うことになりました。

基本情報

費用
約25万円 約25㎡
工期
約1週間 約8人工

施工内容

  1. 既存セメント撤去
  2. 樹脂モルタル充填
  3. 外壁の部分撤去
  4. ラスカット設置
  5. モルタル左官処理
  6. 足場組み立て
  7. 下塗り材塗布
  8. 軒天部への塗装
  9. 外壁への塗装

連棟住宅のクラック補修と1棟だけ塗装する工程

Ⅰ.クラック補修

1.既存セメント撤去

まずはオーナー様が以前に補修されたセメントを撤去しました。取れかけている部分や施工が不十分な点があり、塗装まで考えると一度やり直した方が良いと判断し、スクレーパーなどで取り除きました。

2.樹脂モルタル充填

ひび割れ部分に、軽くて丈夫な樹脂モルタルを充填します。

ある程度の硬さがあるので、まずは手で適量を取り細かい部分まで埋めていき、表面をなだらかにするためにヘラやコテで表面を整えていきます。

3.外壁の部分撤去

玄関横のクラックは特にひどく、隙間を埋めたところで、崩れてしまう恐れがありました。

特に危険な状態の壁の1ブロック分を全て外しました。

4.ラスカット設置

外した壁の内部にラスカットという建材を設置します。

ラスカットは表面がザラザラした黒いボード状のもので、その上からそのままモルタル処理が可能です。

5.モルタル左官処理

ラスカットの上から、モルタルで左官処理します。

1~2センチとあまり厚みはありませんが、しっかりと隙間なく埋め、表面も整えました。

Ⅱ.塗装工事

1.足場組み立て

2階建ての住宅の塗装を行うために足場を組み立てます。

2.下塗り材塗布

微弾性フィラーと呼ばれる下塗り材を塗布します。

外壁塗装は、下塗りが非常に重要です。微弾性フィラーは名前の通り、弾力のある素材で、壁の揺れや衝撃を緩和しクラックを防ぐ働きがあります。

塗り残しなく均一に塗布しました。

また、塗装前に、隣との境界、窓、扉などに養生を行っています。

3.軒天部への塗装

軒天部分は白色の塗料(水性シリコン樹脂)を塗布しました。

4.外壁への塗装

外壁部分はオーナー様希望の紺色の塗料(水性シリコン樹脂)を塗布しました。

塗装が乾いた後は、足場を解体して工事は終了です。

連棟住宅の1棟のクラック補修と外壁塗装を行った

連棟住宅の1棟について、地震でひどくなったクラックの補修を行い、両横この棟とは異なる色での外壁塗装を行いました。

遠方のご依頼主様とは、お電話やメールでやりとりを行い、施工状況は写真で確認いただき、仕上がりにもご満足いただくことができました。

 

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