施工事例
works
ルーフバルコニーからの雨漏りをシーリングで応急処置 大阪市福島区のビル
2018.10.17
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ビルのルーフバルコニーからの雨漏りを止めて欲しい
大阪市福島区のビルオーナーM様からのご依頼で、ルーフバルコニーからの雨漏り工事を行った事例です。
ビルは鉄骨7階建て築45年ほどでかなり老朽化が進んでいました。
以前から6階の天井付近・壁際から雨漏りしており、7階のルーフバルコニーが原因ではないかとお考えで弊社にご連絡いただきました。
現地を拝見すると、ルーフバルコニー付近は増改築を繰り返されており、劣化しているだけではなく、元から施工が甘い部分も見られました。
特に手すり足元のアルミ笠木のスキマや、トタン屋根との取り合い部分、床の段差部分が怪しく、このあたりから水が入っている可能性がありました。
近々ビルを解体する可能性があるので簡単な工事で済ませたい
ビルはかなり老朽化が進んでいることもあり、M様は近々解体することもお考えでした。
ですので、本格的な補修工事や防水工事はもったいないとのことで応急処置的な工事をご希望されました。
ルーフバルコニーを調査して劣化部分のシーリング工事を提案
M様からのご希望を受け、ルーフバルコニーを再度調査し、シーリングでの応急処置でも雨漏りは止まり、ある程度は持つと考えられましたので、次の箇所へのシーリング工事をご提案しました。
・アルミ笠木
・波板とのジョイント部
・床のジョイント部
・ドレーン周囲
基本情報
- 費用
- 約6万円
- 工期
- 1日 約2人工
施工内容
- 現状調査
- 清掃
- テープ養生
- プライマー塗布
- 変成シリコンでシーリング
雨漏りしているルーフバルコニーのシーリング工事の工程
それぞれの箇所に次の工程でシーリング工事を行いました。
1.現状調査
全体を覆う防水と違い、シーリング工事の場合、雨漏りしている可能性があるところを全てふさがないと雨漏りが止まらないので、念入りに調査を行いました。
2.清掃
工事をスムーズに行い、シーリング材の接着を良くするため、施工部分のゴミや泥を取り除きました。
3.テープ養生
シール部分がはみ出さないように周囲にテープ養生を行ないました。
後ほど紹介しますが、今回ははみ出し防止だけでなく、シーリング工程内でも貼り付けたテープを利用します。
4.プライマー塗布
施工部分にシーリング材をしっかりつけるためのプライマー剤(下塗り剤)を塗布します。
5.変成シリコンでシーリング
変成シリコン製のシーリング剤をスキマに厚めに充填し、表面をコテで整えます。
さらに、固まる前に、養生テープを剥がすことで、厚みを保ったまま端部をカットできます。
ルーフバルコニーのシーリング工事でビルの雨漏りはひとまず解消
工事後、確認のお電話を差し上げたところ、雨漏りは止まったとご報告いただくことができ、オーナーのM様喜んでいらっしゃいました。
シーリングによる雨漏り処理はあくまで応急処置
今回はひとまず雨漏り解消できましたが、シーリング処理はあくまで応急処置で10年も持たないことがほとんどです。
もし、比較的新しい建物の場合は、雨漏りの都度工事を行うよりも、1度しっかりとした防水工事を行うほうが、内部の劣化を防ぎ長持ちするので、却って安くつく場合もあります。
老朽化が進み、いつまで使うかわからない物件は、今回のようにシーリングで応急処置するのもひとつの手です。
ただ、事前の調査と施工技術の質が問われますので、しっかりとした防水業者に依頼されることがおすすめです。