施工事例
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台風で屋上のシート防水が剥がれた|改修まで仮シーリングで応急処置 大阪府岸和田市
2018.10.31
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台風の被害で屋上のアスファルト系シート防水が剥がれて雨漏り
大阪府岸和田市の倉庫オーナーのH様から、屋上のシート防水が台風で飛ばされたとのことでご相談をいただきました。
既存の防水は通気工法で施工されたアスファルト系のシート防水でした。
通気工法はシート内に空気が通るように部分的に接着された施工法で、湿気がこもりにくいというメリットもあります。
その反面一度破れるとその部分から劣化が広がるだけでなく、台風のような強風で風が吹き込んで剥がれることもあります。
そういった理由で、屋上のシート防水はほとんど剥がれており、階下への雨漏りは深刻でした。
改修工事までの間、隅部をシーリングで塞ぐ工事を提案
H様は年内には防水のやり替えを行いたいとお考えでしたが、雨漏りがひどいのでひとまず、浸水を止める応急処置をしておきたいとお考えでした。
建物は鉄骨ALCで構造上、防水層がないと隅部から水が入りますので、まずはその部分をシーリング補修することをご提案しました。
屋上端部の一辺は、笠木も飛ばされてしまった部分があり、固定するときの穴からの浸水も考えられましたので、こちらにもシーリングを行うことになりました。
基本情報
- 費用
- 約6万円
- 工期
- 1日間 約2人工
施工内容
- プライマー材の塗布
- 隅部へのウレタンシーリング材充填
- シーリング表面仕上げ
- 飛ばされた笠木の穴へのシーリング
屋上防水の応急処置のためのシーリング工事の工程
1.プライマー材の塗布
施工部分にウレタンシーリングの接着を良くするプライマー材を塗布します。
2.隅部へのウレタンシーリング材充填
隅部分へシーリングガンを使ってウレタン製のシーリング材を充填していきます。
もともと直角にならないように傾斜が付けられているので2つの角部分を両方覆うことができる量を使用します。
3.シーリング表面仕上げ
シーリング材が固まる前に、表面を整えます。凸凹が残っていると水がたまって劣化しやすくなります。
4.飛ばされた笠木の穴へのシーリング
手摺壁天場の笠木が固定されていたネジ穴や、隙間をシーリング材で埋めます。
防水が剥がれた屋上をシーリングで応急処置して雨漏りを軽減
工事後、ご確認の連絡を差し上げると、「雨漏りがマシになりました!全体の工事もよろしくお願いします」と言っていただくことができました。
台風や強風で屋上のシート防水がはがれると、水が染み込むモルタルがむき出しになり、建物に水が入り込んでしまいます。
今回のような鉄骨ALCの場合は隅部からかなりの水が入ってしまいます。
できるだけ早く防水工事をやり直すことが望ましいですが、費用や工期に不安がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしひどい雨漏りでお困りの場合は、まずは防水専門業者に相談してみると、簡単な応急処置をしてから、今度どうするか方針を立ててもらえる可能性がありますので、利用してみるのはいかがでしょうか。
大阪府岸和田市で屋上のシート防水が剥がれてお困りの際はヤマナミまでご相談ください!