施工事例
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ルーフバルコニーのFRP防水の部分補修|下地が傷んで階下に雨漏り 兵庫県西宮市

2018.11.09

ルーフバルコニーのFRP防水の部分補修|下地が傷んで階下に雨漏り 兵庫県西宮市
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ルーフバルコニーのFRP防水が傷んで階下のガレージに雨漏り

兵庫県西宮市のF様から「ルーフバルコニーが傷んで下のガレージに雨漏りしているので見に来て直して欲しい」とご依頼いただきました。

F様邸は木造で築年数は15年ほどで、雨漏り箇所を確認するとガレージの天井にかなりの雨漏りの跡がみられました。

その真上のルーフバルコニーの一角は表面がかなり傷んでおり、F様ご自身でも養生テープで補修されていました。(ちなみに防水を養生テープで補修してもあまり効果がありません。)

雨漏り箇所は下地のコンパネに水が回って朽ちている可能性も

防水の損傷がひどい部分は、下地のコンパネに水が回っている、つまり水が常に溜まった状態になっていて、木が腐ってきている可能性がありました。

補修時に防水をめくると本当に腐ってきていました。

予算を考慮し使える部分は残して部分的に補修することを提案 

本来は全体的名防水補修が望ましい状態でしたが、予算の都合上、コンパネの傷んだ部分だけ交換したあと、表面の防水もコンパネの交換部分と、各コンパネのジョイント部分のみに施工することをご提案しました。

基本情報

費用
約45万円 約40㎡
工期
約6日間 約12人工

施工内容

  1. 既存防水層の劣化部を除去
  2. 傷んだ下地材の除去
  3. コンパネ張り
  4. 下地補修部分へのガラスマット貼り
  5. ジョイント部分へのガラスマット貼り
  6. 全体にFRP樹脂塗布
  7. トップコート剤塗布

ルーフバルコニーのFRP防水の部分補修の工程

1.既存防水層の劣化部を除去

傷んでブヨブヨになったFRP防水層を剥がしていきます。カッターで切り目を入れ、めくれる部分は手で作業を進めていきます。

今回は部分補修ですので、ブヨブヨになっている部分と、傷んできている下地材のジョイント部分のみ剥がしました。

かなり水がしみこんでいる様子がおわかりいただけるかと思います。

2.傷んだ下地材の除去

防水層をめくってみると、やはりブヨブヨになっている部分の真下は下地材のコンパネが腐ってきていました

水が回って朽ちた部分を取り除きました。

3.コンパネ張り

下地を剥がした部分に新しいコンパネを設置していきます。

コンパネを置いて、ビスで固定しました。

4.下地補修部分へのガラスマット貼り

コンパネを張り替えた部分にFRP防水のガラスマットを貼り付けます。

繊維状のガラスをシートにしたマットにFRP樹脂をしみこませていきました。

5.ジョイント部分へのガラスマット貼り

部分的に剥がしたジョイント部分にもガラスマットを貼っていきます。

幅が狭いので、ガラスマットを細く切ります。はさみなどは使わず定規を当てて手でちぎりました。

6.全体にFRP樹脂塗布

全体的に防水の強度を上げるためにFRP樹脂を上塗りします。

7.トップコート剤塗布

防水層の表面を保護するためのトップコート剤を全体に塗布して作業は終了です。

ルーフバルコニーのFRP防水を補修しガレージへの雨漏り解消

今回はルーフバルコニーのFRP防水を部分的に補修し、後日確認したところ、ガレージへの雨漏りは止まったとのことです。

F様は仕上がりに満足されていましたが、「(バルコニーの下地が)こんなに水浸しになってるとは思わなかったので、もっと早くお願いすればよかったです。」と少し悔しそうなご様子でした。

今回のように雨漏りは、雨漏り箇所の防水が傷んでいて、そこを直すだけでなく、建物の下地など内部の損傷も併発している可能性があります。

雨漏りや、防水の劣化が気になり始めたら、なるべく早く防水業者に調査してもらうことで、劣化した部分を早めに補修して家を長持ちさせ、さらには工事のコストを抑えることにもつながります。

 

兵庫県西宮市でルーフバルコニーのFRP防水の部分補修を依頼するならヤマナミまで!