施工事例
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地震でベランダの外壁が割れて落ちかけている|補修と防水工事 大阪市西成区
2018.11.29
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地震で割れたベランダの外壁がズレて今にも落ちそう
大阪市西成区のN様からお電話で「地震で壁が落ちそうなので急いで見に来て欲しい」とご依頼いただきました。
さっそく現地に行くと、タイル張りのベランダの外壁のサイド部分が大きくズレて落ちかけて、外側のドレーン(雨樋の付け根)で支えられている状態でした。
もともとあったクラックが大きくなり、地震の衝撃でクラック部分から大きく剥がれてしまったようです。
今回は破損部を剥がして、補修し、前面と逆サイド側の外壁もモルタルで整えて塗装することになりました。
以前から防水を気にされていた、モルタルがむき出しのベランダの防水工事も、承りました。
基本情報
- 費用
- 約50万円 壁約5㎡ 床・天井部約3㎡
- 工期
- 約2週間 約13人工
施工内容
- 足場の組立て
- ズレた部分をロープで固定
- 割れた部分を剥がす
- 木の下地材で補強
- ラスカット貼り
- ラスカットシール処理
- 欠損部・クラックの成型処理
- 外壁表面の左官処理
- 外壁塗装・下塗り
- 外壁塗装・上塗り
- ベランダの防水
割れて落ちかけた外壁の補修工事の工程
1.足場の組立て
まずは工事のために足場を組み立てました。
2.ズレた部分をロープで固定
工事に取り掛かる前に、万一の事態を防ぐためにずれた部分が落ちないよう、ロープで固定しました。
3.割れた部分を剥がす
補修のために割れてずれた部分を剥がします。サンダーで切りながら、上から順に剥がしていきます。
下から作業を行うと、塊が落下する恐れがあるので、慎重に上から取り除いていきます。
タイルが切りにくい部分は、はつり工具とハンマーで叩いてはがしました。
4.木の下地材で補強
既存の木の下地は、クラックから水が入って傷んでいました。
上から新しい木の下地を入れて補強しました。
5.ラスカット貼り
ラスカットボードという、上からそのままモルタル左官処理ができる下地ボードを、ベランダの形に合わせて貼り付けました。
6.ラスカットシール処理
ラスカットボード同士のスキマをウレタンシーリング剤でシーリングしました。
7.欠損部・クラックの成型処理
割れて落ちかけた部分以外にもクラックや欠損部・開口部があったので樹脂モルタルで成型処理しました。
8.外壁表面の左官処理
ラスカットとタイルの外壁の上からモルタル左官処理して、フラットに仕上げました。
9.外壁塗装・下塗り
外壁塗装は、まず下塗り剤として微弾性フィラーを塗布しました。
10.外壁塗装・上塗り
お客様の希望があったレンガ色の水性シリコン塗料で上塗りを二度行い仕上げました。
軒天は白い塗料を使用しました。
11.ベランダの防水
モルタルむき出しだったベランダには、ウレタン塗膜防水を行いました。
今回のずれた壁が、ドレーン外側を圧迫していたこともあり、現状排水に問題はありませんでしたが、劣化している可能性も考慮して、改修ドレーンも設置しました。
割れてずれた壁を安全に撤去して補修を行った
今回は、地震で割れてずれた壁を撤去し、補修を行い、ベランダの防水工事も行いました。
他にも、足場がないとなかなか届かない位置にある細かな外壁クラックを直しておいたのでお客様には大変お喜びいただくことができました。
大阪市西成区で外壁が割れてずれた場合はヤマナミにご相談ください!