施工事例
works
台風でモルタルの外壁が剥がれた|腐った下地の板を交換して補修 大阪府守口市
2019.01.25
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台風でモルタル外壁が剥がれて下地板がむき出しになっている
大阪府守口市のO様から「台風で壁が剥がれて中の板がむき出しになっている」とと連絡いただきました。
現地にお伺いすると、O様邸は築40年くらいの2階建て木造住宅で、該当の壁が剥がれた箇所は家の裏手の狭い路地に面した部分でした。
2階部分の外壁が大きく剥がれ、軒下の2〜3mの部分は下地が黒ずんでおり、腐食している可能性がありました。
腐食した部分をそのままに、上から補修工事を行うと、板が朽ちて空洞になり、また剥がれる恐れがあるほか、そもそもビス留めができず工事ができないこともあります。
お客様からは「出来るだけ安くして欲しい」とのご要望がありましたが、傷んだ部分をそのままにして補修をすると、すぐにダメになり、かえって高くつくことをご説明し、調査を行った後、必要があれば下地の板を交換してから作業をすることをご提案しました。
ご連絡いただいたのは、台風の1ヶ月後で、他とも見積もりを取られていたようですが、しっかり説明した上で、思ったより弊社の見積もりが安いと、ご依頼いただくことになりました。
基本情報
- 費用
- 約60万円 約20㎡
- 工期
- 約1週間 約11人工
施工内容
- 足場組み
- 落下養生
- 周囲の壁をめくる
- 新しい木の下地をつける
- ラスカット貼り
- シーリング
- 左官処理
木造住宅の剥がれたモルタル外壁の補修工事
1.足場組み
工事箇所に足場を組みます。狭い路地なので、通行に注意して作業を行いました。
2.落下養生
はがした壁材が落ちないように、足場と壁の隙間に加工した板を渡しておきます。
3.周囲の壁を剥がす
現状剥がれている部分の周囲を、補修しやすいように剥がします。
下地が傷んでいないか確認しつつ、剥がす部分は最小限にとどめるように作業を行いました。
4.新しい木の下地をつける
軒下の2〜3mの部分は、やはり下地が傷んでいたため、取り除き、新しい板を取り付けました。
5.ラスカット貼り
モルタル左官の下地として、ラスカットボードと呼ばれる壁用下地材を取り付けます。
施工箇所に合うようにカットし、ビスで固定しました。
6.シーリング
ラスカットボードの隙間をシーリング処理します。
7.左官処理
ラスカットボードの表面にモルタルで左官処理します。
周囲と段差などの違和感がないように丁寧に仕上げました。
剥がれたままになっていたモルタル壁を下地も含めて補修できた
「100万くらいかかるかと思ってたんですが、思ったより安くできれいにしてもらえてよかったです」と、お客様は大変喜んでいらっしゃいました。
壁が剥がれた場合は、なるべく早く専門業者に連絡されることがおすすめです。
複数の業者で見積もりを取りたいという場合は、ビニールシートなどで覆っておくことも重要です。
大阪府守口市でモルタル外壁が剥がれた際はヤマナミにご相談ください