施工事例
works
狭い隙間の外壁補修工事|台風でサイディングが剥がれた 東大阪市大連
2019.02.28
-
before
-
after
家同士の狭い隙間の外壁が台風で剥がれてしまった
大阪府東大阪市大連のK様から「台風で外壁の一部が剥がれたので見に来て欲しい」とご連絡があり、お伺いしました。
金属製のサイディングボードが屋根付近から3枚ほど剥がれており、剥がれている面は、ちょうど家と家の隙間にあたる部分でした。
K様は台風の後に、路地に板が落ちているのを発見し、壁が剥がれていることに気づかれたそうです。
また、剥がれた部分の真下にあたる、3階のクローゼットの天井に雨漏りがあるとのことで工事後にクロスの張替えを希望されました。
室内と屋根から工事を行うことを提案
この隙間が非常に狭く、路地に足場を組んで作業するのは難しい状態でしたが、幸い、屋根から近い部分で、尚且つ、家の中からも壁を開けて工事できると考えられました。
もともとこのような金属サイディングは、家を建てる時は内側から施工するので、その技術を応用して工事を行うことをご提案しました。
落ちたサイディング材を再利用
落ちたサイディング材は、歪みがほとんどない状態でしたので、欠損した部分を補修してそのまま使用することになりました。
工事までの間ブルーシートで養生
見積もりにお伺いした日は、ひとまずブルーシートで剥がれた部分を覆い、工事までの間、雨が入らないようにしておきました。
基本情報
- 費用
- 約60万円
- 工期
- 約3日間 約12人工
施工内容
- 屋根裏の内壁剥がし
- サイディング剥がし
- サイディングボード板金加工
- サイディングボード施工
- 内側からサイディング貼り直し
- 断熱材貼り直し
- 内壁ボード貼り直し
- パテ処理
- クロス貼り直し
- 3階の雨漏り箇所のクロス張替え
狭い隙間で剥がれてしまった外壁補修を行う工程
お隣の家との隙間が非常に狭く、工事の際は多少の騒音がでるほか、お隣の屋根を足場として利用させてもらう可能性がありましたので、事前にご挨拶にお伺いしました。
1.屋根裏の内壁剥がし
まずは屋根裏に入らせていただき、施工箇所近くで、人が通れるほどの大きさの穴を空ける工事を行います。
手始めに、内壁を剥がします。木の枠など建物の構造体を傷つけないようボードのみカットして、壁をめくり、内部の断熱材を取り除きました。
2.内側からサイディング剥がし
金属のサイディングボードを内側から、剥がします。剥がすといっても無理に引っ張って取るのではなく、再び施工できるように、重なりに注意して外していくイメージです。
奥に見えている模様付きのサイディングは隣の家の壁です。
3.サイディングボード板金加工
台風で剥がれ落ちたサイディングボードの欠損部を補う金属板を加工します。
端っこの尖った部分を補う金属板をビスで固定し、ジョイント部はシーリングしました。
4.サイディング施工
室内と屋根から身を乗り出して、剥がれた部分のサイディングを戻していきます。
ビスで固定した後、シーリング処理を行います。特に屋根との取り合い部分は念入りに施工しました。
5. 内側からサイディング貼り直し
工事のために剥がしたサイディングを戻していきます。
重なりに注意し、内側からビスで止め、シーリングも行いました。
6.断熱材貼り直し
既存の断熱材には水が回っており、そのまま使用すると湿気が室内にこもって、建物を傷める可能性があるので、破棄し、新しい断熱材を詰めました。
7.内壁ボード貼り直し
内壁の切り取った部分には、新しい石膏ボードを貼り付けて塞ぎました。
8.パテ処理
石膏ボードの隙間とビス部分を石膏のパテで埋め、段差なくなめらかに仕上げます。
9.クロス貼り直し
1部分だけクロスを替えると不格好ですので、面全体のクロスを剥がして貼り替えを行いました。
クロス貼り替え完成
10.3階の雨漏り箇所のクロス張替え
施工箇所の真下の3階にあるクローゼットの天井には雨漏りのシミができ、クロスが剥がれてきていました。
天井の面全体のクロスを剥がし、新しいものを貼り付けます。
貼り付け時はクロスが落ちてこないように、頭で抑えながら作業を行いました。
狭い隙間の外壁補修を屋根と室内から完了できた
外壁補修工事を終え、K様は「狭いからどうなるかと思ったけれど、内側から工事ができてよかったです」とホッとされた様子でした。
狭い隙間で、外壁が剥がれたり割れたりした場合、なかなか気づきにくいですし、足場が組めないため、工事も難しいことが多いです。
今回のように内側から作業ができるケースや、1人乗りのゴンドラなどで作業ができるケースもありますので、専門業者に相談されることがおすすめです。
大阪府東大阪市大連で狭い隙間の外壁補修を依頼するならヤマナミまで