施工事例
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台風で飛んだバルコニーの屋根補修 大阪府松原市南新町

2019.03.15

台風で飛んだバルコニーの屋根補修 大阪府松原市南新町
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台風でバルコニーの屋根(波板)と屋根瓦が飛んだ 

大阪府松原市のY様からのご依頼で、バルコニー屋根の補修と大屋根の瓦補修を行った事例です。

台風の後に、「バルコニーの屋根が飛んで、屋根瓦も剥がれ落ちたみたいだから見に来て欲しい」とご連絡をいただきました。

Y様邸は築40〜50年ほどの木造2階建て、屋根は瓦葺きで、バルコニー部分には、波板の屋根が設置されていました。

バルコニーの波板屋根はほとんど飛ばされており、下地の木も朽ちてきていたので、下地も含めて交換されることをおすすめしました。

すぐに補修できないので瓦が剥がれた部分は養生 

大屋根の瓦が剥がれたことはご自身では気づかなかったものの、近所の方が無くなっていることを知らせてくれたそうです。 

ただ、台風被害による依頼が立て込んでおり、すぐに補修が難しい状況でしたので、まずお伺いし、大屋根の養生を行うことになりました。

剥がれたのは大屋根の一番てっぺんの棟瓦10枚ほどで、現状雨漏りはありませんでしたが、ビニールテープで水が入らないようにしっかりと養生しました。

木造住宅の場合、棟瓦がなくなるとこの部分から建物の中に水が入り、建物が痛む要因になりますので、工事まで間はこのようにテープやシートで保護しておくことが大切です。

基本情報

費用
約30万円
工期
約2日間 約6人工

施工内容

  1. 既存屋根と木の枠の撤去
  2. 下地の木材組み
  3. 新しい波板貼り
  4. ビスにシーリング
  5. 養生テープ剥がし
  6. 漆喰処理
  7. 瓦敷き
  8. 周辺漆喰処理

バルコニーの屋根と瓦の補修の工程

バルコニー屋根の補修

1.既存屋根と木の枠の撤去

割れて残された波板を取り外し、朽ちた材木も縦の3本柱を残して撤去しました。

木が朽ちたままだと、新しい波板を固定することがままならず、仮に固定できたとしても強度がないので、またすぐに剥がれる危険があります。

2.下地の木材組み

合う太さの材木を用意して、既存の木の長さに合わせてカットし、組み立てていきます。

木と木はビスで固定し、端部には雨どいを固定する金具を取り付けました。

3.新しい波板貼り

木の枠が完成したら、メッシュ入りのポリカーボネートの波板を取り付けていきます。

波板の山の部分を固定しますが、そのままビスを打ち込んだら、いくら丈夫とはいえ割れる可能性がありますので、専用の金物を内側に入れてビス止めしていきました。

4〜5山に1本くらいの間隔でビス留めを行いました。

4.ビスにシーリング

ビス打ったところには小さな隙間ができてしまいますので、その部分から水が入らないようにシーリング処理を行い、作業は終了です。

大屋根の棟瓦補修

1.養生テープ剥がし

瓦が動かないように注意しながら養生テープをはがします。

テープを剥がすと瓦の中に入れている土がむき出しの状態になり、土が減っている様子が見えます。

2.漆喰処理

減った分の土のかさ増しと、瓦の接着のために屋根用漆喰を棟部分に塗っていきます。刷毛で塗るというよりは、コテで載せていくようなイメージです。

3.瓦敷き

同じ大きさの棟瓦を用意し、漆喰の上に敷いていきます。

既存の瓦と方向を合わせ、広がりのある方に差し込みながら、固定しました。

瓦の隙間は後々の補修を行いやすい変成シリコンでシーリング処理しています。

4.周辺漆喰処理

屋根の端っこの鬼瓦の下に隙間ができて、ずれていたので補修を行います。

もともと固定していた漆喰が流れ出したことが原因でしたので、隙間に漆喰を充填しました。

鬼瓦部分は、下からもよく見える部分ですので、シーリングではなく見栄えのいい漆喰を使用しています。

というのも、シーリングは補修しやすいというメリットがあるものの、ツヤ感が強すぎて、あまり日本家屋に合わないからです。

バルコニーの屋根を傷んでいた下地の木も含めて補修できた

工事を終えて、お客様は「キレイになって良かったです」とお喜びでした。

今回のように、台風の強風でバルコニーやガレージの屋根が飛んでしまうという事態はしばしばあります。

風の強さによっては、真新しいものでも飛ばされてしまう可能性はなきにしもあらずですが、波板自体が古くなっているほか、下地や柱の木が傷んでいるせいで外れやすくなっていることもあります。

下地が傷んでいる場合、いくら新しい波板を取り付けてもすぐに飛ばされる可能性がありますので、下地も含めた補修を行った方がいいかもしれません。

 

大阪府松原市南新町でバルコニーの屋根補修を行うならヤマナミまで