施工事例
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ルーフバルコニーからの雨漏りを止めたい|内装リフォーム前に防水工事 大阪府堺市

2019.07.10

ルーフバルコニーからの雨漏りを止めたい|内装リフォーム前に防水工事 大阪府堺市
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リフォーム前にキッチンの天井からの雨漏りを修理したい

大阪府堺市の築約40年、木造2階建て住宅にお住いのY様からのご依頼です。

「キッチンの天井から雨漏りしていて、上にあるルーフバルコニーから水が入っているかも…。

キッチンのリフォームを予定しているので、その前に防水して雨漏りを止めてほしいです。」

とのことで、早速現地にお伺いしました。

キッチンの天井は長年雨漏りしていたようで、壁紙にシミもできている状態でした。

Y様も以前から雨漏りしていることに気づいていらっしゃいました。

しかし、費用のことなどを考えると、工事を先延ばししてしまい、今まで一度も雨漏り調査やルーフバルコニーの防水やり替えをしていなかったそうです。

今回キッチンの内装リフォームを行うことになり、業者さんから「先に雨漏り工事をしてください」と頼まれたとおっしゃっていました。

雨漏りしたままだと、せっかく壁を貼り替えてキッチンを新しくしても、再び水が滴って傷んでしまうからです。

ルーフバルコニーには20か所以上のひび割れや欠損があった

Y様がおっしゃっていた通り、キッチンの上にはルーフバルコニーがあり、床の表面はモルタルがむき出しでした。

表面にはたくさんヒビ割れがあり、おそらく床内部に防水層があるけれど、その部分も破損している可能性がありました。

そもそもモルタルはそのままでは水が染み込む素材ですので、むき出しでは雨漏りリスクが非常に高いです。

また、パラペット(低い手すり状の部分)や巾木(外壁の立ち上がりの足元部分)が傷んで欠損しており、フェンスの足元部分の隙間も目立ちました。

調査の結果、雨漏りの原因となっている可能性のある部分が20か所以上ありました。

Y様は今回の工事について、リフォームも控えているため、出来るだけ費用を抑えたいとお考えでした。

そこで、防水工事の中では比較的費用が安く10年保証も付けられるウレタンメッシュクロス工法を提案し、実際にご依頼いただくことになりました。

基本情報

費用
約40万円 約30㎡
工期
約8日間 約10人工

施工内容

  1. 欠損部の補修
  2. 下地調整
  3. ドレーン取り付け
  4. シーリング
  5. プライマー材塗布
  6. ウレタン防水1層目(メッシュクロス貼り)
  7. ウレタン防水2層目
  8. トップコート材塗布

ルーフバルコニーの雨漏り工事の作業工程

ルーフバルコニーからの雨漏りを止める防水工事の工程を紹介します。

1.欠損部の補修

まずは、パラペットなどの欠損部分の補修を行います。

通常のモルタルより、硬くて強い樹脂モルタルを使用し、元の形に合わせて補修しました。

2.下地調整

モルタルむき出しだった床全体に、カチオンフィラー下地調整材を塗布して防水面を整えます。

下地調整材によって、新しい防水に影響する下地の成分などを遮断(絶縁)するほか、細かいひび割れをカバーすることもできます。

3.ドレーン取り付け

排水口付近にも雨漏りがあったので、鉛製の改修ドレーン(排水口補修用の部材)を取り付けました。

周囲はウレタン製のシーリング材で隙間を埋めています。

4.シーリング

ウレタン製のシーリング材で、フェンス足元の境界部分をシーリングしました。

フェンスの足元はひび割れしやすく、水漏れもしやすい箇所ですので、あらかじめシーリングで補強をしておくことが重要です。

5.プライマー材塗布

防水面全体に、プライマー材と呼ばれる下塗り材を塗布します。

6.ウレタン防水1層目(メッシュクロス貼り)

防水面にメッシュクロスを貼りながら、ウレタン防水材を塗布していきます。

防水の強度を上げるメッシュクロスに防水材をしみこませるよう、丁寧に作業を行いました。

7.ウレタン防水2層目

防水層に厚みをつけるため、ウレタン防水材を重ね塗りしました。

8.トップコート材塗布

防水層の表面を保護するためのトップコート材を塗布して作業は終了です。

リフォーム工事前にルーフバルコニーからの雨漏りが止まった

お客様は工事後のルーフバルコニーをみて「欠けてた部分もきれいになりましたね」とお喜びでした。

また、後から確認のお電話をしたところ、「内装リフォームの時にはもう雨漏りが止まっていました!」とご報告いただきました。

 

この事例のように、室内のリフォームを行う箇所に雨漏りがあった場合、工事前に原因を特定して補修しておかないと、せっかくリフォームしても再び水浸しになる可能性が非常に高いです。

定期的に防水の点検や傷んだ部分の補修をしておくことは、家を長持ちさせられるほか、リフォーム時に焦ることなく、一度にかかる費用の負担も軽減できます。

 

「防水の交換を全然してないから傷んでるかもしれないな…」「リフォームを考えているけれど雨漏りが心配」という場合は一度、専門業者に相談されてみてはいかがでしょうか?

 

大阪府堺市でルーフバルコニーからの雨漏り工事について相談・依頼するならヤマナミまで!