施工事例
works
台風で剥がれたモルタル壁120㎡を波板で補修工事 大阪市生野区
2019.10.17
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台風で外壁2面のモルタルが広範囲にわたって剥がれた
大阪市生野区のS様から「家の2階の壁2面が剥がれているので直してほしい」とご依頼をいただき、外壁補修を行った事例です。
S様邸は生野区の平屋が続くエリアに所在する、築約50年の建物で、平屋に2階部分が増築されたつくりになっていました。
S様はご高齢で普段2階にはあまり行くことがないほか、周辺も建物が込み入っていて改めて見る機会もなく、壁の剥がれにすぐ気付かなかったそうです。
台風の後、しばらくしてから心配した息子さんが様子を見たところ、2階の壁から外の光がわずかに入ってきていることに気付かれました。
おそらく雨水も入っていたと思われます。
壁が壊れているのではないかと思って窓などから確認すると、東と西のモルタル壁が大きく剥がれ落ちていたのであわてて弊社にご連絡いただいたとのことです。
モルタルで補修することもできたが安くできる波板で工事することに
このようなケースでは、モルタルで違和感なくやり直すほか、サイディングボードを取り付けるなどの施工方法での補修も可能ですが、これだけの範囲となると費用がかなりかかります。
S様から「家がかなり古くていつまで住むかわからないので、できるだけ安く済む工事をお願いしたい」とのご要望があったため、鋼板波板を使った工事をご提案しました。
工事にあたって、隣接する東西それぞれの家の屋根に上がり足場を設置する必要がありましたので、ごあいさつに伺いました。
基本情報
- 費用
- 約150万円 外壁2面 約120㎡
- 工期
- 約2週間
施工内容
- 養生と剥落部撤去
- 足場組み立て
- 弱った外壁の撤去
- 防水・防湿シート貼り
- 下地の木を打ち付け
- 鋼板の波板貼り
剥がれたモルタル壁を波板で補修する施工手順
1.養生と剥落部撤去
お隣の屋根を傷つけないように、剥がれ落ちたモルタルを掃除しながら、養生用のブルーシートを設置しました。
特に西側の家には太陽光パネルがあったので、壊さないように注意しています。
2.足場組み立て
施工箇所に足場を組み立てます。
隣の屋根やルーフバルコニーを使用させてもらいました。
3.弱った外壁の撤去
まだ剥がれていないけれど、ひび割れなどができて弱っているモルタル部分を撤去します。
弱い部分を残しておくと、その部分からまた剥がれる可能性があるからです。
また、下地の板の朽ちてぼろぼろになった部分も撤去しました。
4.防水・防湿シート貼り
雨風や湿度を防ぐシートを全面に張り付けます。
5.下地の打ち付け
波板を取り付けるための下地の材木(胴縁)を防水シートの上から設置しました。
後ほど、この木に波板をビス止めしていきます。
西側の陸屋根部分はフェンスの隙間から手を入れて作業しました。
6.鋼板の波板貼り
最後に波板を貼っていきます。
雨が入らないように、下から順番に重ねるように取り付け、横も2波分くらい重ねて雨風を防げるようにしました。
剥がれたモルタル壁を鋼板波板で補修完了
工事後S様は「壁が直って安心しました。安くできる方法を提案してもらえてよかったです。」とお喜びでした。
台風や地震、経年劣化等でモルタル壁が剥がれることがあり、そういった場合はモルタルで補修される方が多いです。
しかしこの事例のように、波板を使って補修するほか、サイディングボードを使うなどの方法もあり、モルタル補修よりも安くつくケースもあります。
壁が剥がれてお困りの際は、一度近くの専門業者に相談されることがおすすめです。
大阪市生野区で剥がれたモルタル壁の補修工事を依頼するならヤマナミまで