施工事例
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マンションの鉄製外階段を改修工事|手摺リフォームと全体の錆止め塗装 大阪市生野区
2019.10.29
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古びてきたマンションの鉄階段をきれいにしたい
大阪市生野区の7階建てマンションの大規模修繕を行い、今回はその中から鉄製の外階段の改修工事をピックアップして紹介します。
こちらのマンションは、1~2階はオフィス、3~7階はマンションで、住人はエレベーターを使うことがほどんどで、階段はオフィスの方が使用するくらいでした。
とはいえ、全体的に劣化が進んでおり、特に手摺の赤いゴム部分が古びて変色していることをオーナー様は気にされており、一度きれいにしたいとご依頼いただきました。
ゴムの張替えとなると費用がかさむため、もし剥がして内部の鉄手摺に問題がなければ表面を整えてそのまま使用できるようにすることをご提案しました。
また、階段は全体的に雨が入りにくいようにパネルで覆ったりしてるけれど、やはり外は外ですので、雨水や湿気が入ってしまうため、錆も発生して目立つ状態でした。
中には階段の裏面に穴が開いている部分もあり、放っておくとさらに内部の劣化が進むので、こういった部分も補修しながら階段の改修工事を行うことになりました。
基本情報
- 費用
- 約45万円 階段1~7階+最上階屋根共
- 工期
- 約1週間
施工内容
- 手摺ゴム捲り
- 手摺表面平滑処理
- 腐食部パテ処理
- 錆び部ケレンがけ
- 錆び止め材塗布
- ウレタン樹脂塗料塗布(2重)
鉄製外階段の手摺リフォームと錆止め塗装の作業内容
今回の工事の作業内容を紹介します。
1.手摺ゴム捲り
まずは手摺のゴムを剥がします。
硬いゴムがしっかりと張り付いている状態でしたので、工具を使って根気よく捲りました。
カッターで切り目を入れてバールでこじて、引っ張りながらサンダーで切り離しています。
捲ったところ、鉄手摺には大きな問題がなくそのまま使えそうでした。
2.手すり表面平滑処理
鉄製手摺の表面を整えます。
そのままだと、捲ったゴムの残った部分が凸凹で見栄えが悪いほか、直角の角が危ないからです。
鉄部専用の研磨ディスクをつけたサンダーを使用し表面を削っていきます。
面を平滑にし、角部分が少し丸くなるようにしました。
火花も飛び散るので防護できる装備で作業を行ないました。
3.錆びた腐食部パテ処理
次は錆部分の処理です。
階段の裏側など錆びて穴があいた部分を補修します。
エポキシパテと呼ばれる、鉄と相性がよくて下地として使いやすい2液タイプの補修材を使い穴を埋めました。
4.錆び部ケレンがけ
錆びて凸凹になっている部分を削りとるケレンがけという作業を行います。
錆びが残ったまま塗装すると、内部で腐食が進行することがあるので、塗装前にしっかりと取っておく必要があるのです。
スクレーパーやサンダーなどを使って錆びを根気よくこそげ取りました。
5.錆び止め材塗布
鉄部を錆びにくくする錆止め材を鉄部全体に塗布しました。
錆止め材は赤と白がありますが、今回は表面に濃い色を塗るので赤いタイプを使用しました。
階段部の屋根も塗装予定なので裏表両面塗っています。
6.ウレタン樹脂塗料塗布(2重)
お客様から指定のあった濃い茶色のウレタン樹脂塗料を塗布します。
色むらを防ぎ、厚みをつけるために二度塗りをしました。
古びて見栄えが悪かった階段がきれいになってよかった
工事を終え、オーナー様には「手すりをめくったままの状態できれいにしてもらえてよかったです!カバーをつけなおさないで済んでよかった」と仕上がりにもコストにもご満足いただくことができました。
さらに、使用頻度の高い1〜2階の階段について後日、階段表面に防滑シートを貼ることになりました。
マンションの外階段は普段使用することは少ないかもしれませんが、非常時などに安全に使えるようにしておく必要がありますよね。
定期的に点検を行うほか、この事例のように全体改修のタイミングなどで修繕工事を行うこともおすすめです。
その際、ただ塗装するだけではなく、材質や環境に合わせて長持ちする素材や工事方法をきちんと提案してくれる、実績のある業者を選ぶことがおすすめです。