施工事例
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銭湯の天井の雨漏り工事|真上の陸屋根をウレタン防水して雨漏り解消 大阪市西区
2019.11.07
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銭湯のサウナ室の天井から雨漏りしている
大阪市西区のD銭湯様での雨漏り工事事例です。
D銭湯様は、築50年ほどのいわゆる昔ながらの町の銭湯で、今回はサウナ室天井からの雨漏りにお困りで弊社にご連絡いただきました。
サウナ室では以前から雨漏りが起きていましたが、放置されていたところ、雨漏りで溶けだした建物の成分が熱で変色し大きなシミができてきたそうです。
そのシミが最近ますます大きくなってきたとのことで、そろそろ業者に見てもらおうと思い連絡くださりました。
サウナ室の真上にあるモルタル陸屋根からの雨漏りが疑われる
早速現地にお伺いし、調査を行ったところ、サウナ室の真上の陸屋根からの雨漏りが疑われました。
陸屋根はモルタルむき出しで、貯水タンクなどが設置されていました。
タンクの真下などは目視でしっかり確認できず、全体的に細かいクラックがたくさんあるものの、決定的な原因と思しき箇所は見当たりませんでした。
ただ、モルタルは防水してなかったら水がしみこんでしまう素材ですし、表面に問題はなくても中で割れている可能性は大いにあり、陸屋根のどこからか水が入っていると思われます。
ひとまずむき出しのモルタル面を防水することで浸水は防げると考えられました。
陸屋根にはタンクや配管があり、構造が複雑なので、細かいところまで施工が可能なウレタンが向いていると考えられ工事をご提案しました。
基本情報
- 費用
- 約20万円 約25㎡
- 工期
- 約4日間 約6人工
施工内容
- 排水養生
- 下地調整
- プライマー材塗布
- ウレタン防水材塗布(2層)
- トップコート材塗布
銭湯サウナ室真上の陸屋根の防水工事
今回の工事の工程を紹介します。
1.排水養生
陸屋根の工事にあたり、貯水タンクや室外機から水漏れが起きており、そのままでは工事ができないので、水を流す処理(排水養生)を行いました。
水漏れ箇所にビニールの簡易ホースを取り付け外壁方向に流すようにしました。
2.下地調整
陸屋根の床表面のモルタルは劣化してザラザラになっていましたので、カチオンフィラー下地調整材で表面を整え平滑にしました。
タンクの下も長いローラーなどを使って作業しています。
3.プライマー材塗布
プライマー材と呼ばれる防水の接着を良くする下地材を全体に塗布しました。
4.ウレタン防水材塗布(2層)
ウレタン製の防水材を全体に塗布しました。
厚みを出して強度を高めるために2度塗りします。
5.トップコート材塗布
防水の表面を保護するためのトップコート剤を塗布しました。
工事後、銭湯の雨漏りが止まった
工事後、お客様はしばらく様子を見るとのことで、数週間後の雨が降った後にご連絡を入れたところ「雨漏りが止まった」とのご報告がありました。
この事例のように、特殊な施設で雨漏りが起きた場合、お困りになる方は多いようです。
内部施設のメーカーのほか、建物自体に問題がありそうな場合は、弊社のような防水業者にご相談されることがおすすめです。