施工事例
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ビル地下の壁工事|地上階からの雨漏りを止めてひび割れ補修 大阪市中央区
2022.07.11
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ビル地下階段室の壁がひび割れて水が滲み出てくる
大阪市中央区のF株式会社様からのご依頼で壁補修と防水を行なった事例です。
F株式会社様のビルは築40〜50年のRC造り。地下の駐車場に続く階段の壁に大きなクラックが2箇所できて、水が滲み出てきてお困りとのことでした。
クラックの原因について、ご担当者様は「隣に立体駐車場を建てたのでその時の掘削工事の影響かもしれません」とおっしゃっていました。
ご自身でもセメントなどを塗って補修されていましたが、水漏れは普通のセメントでは防げません。
専用の材料を使っての工事をご提案しました。
また、漏水の原因として地上のビル周辺の路地の防水がされていないことが考えられましたので、防水工事も行うことになりました。
基本情報
- 費用
- 約30万円 クラック補修1〜2m・防水15㎡
- 工期
- 約4日間 約8人工
施工内容
- 既存セメント撤去
- 止水セメントで補修
- 下地調整
- 水性シリコン塗料塗布
- プライマー材塗布
- ウレタン防水(2層)
- トップコート材塗布
地下の壁面クラックを目立たないように補修
地下の壁補修の工事内容を紹介します。
1.既存セメント撤去
まずは既存の補修セメントを撤去して、クラックの位置がはっきりわかるようにします。
2.止水セメントで補修
止水セメントと呼ばれる漏水補修用のセメントでクラックを埋めます。
3.水性エポキシの下地調整材塗布
塗装の前に、壁面を整えるために下地調整を行います。
下地調整後
4.水性シリコン塗料塗布
最後に壁の表面を水性シリコン製の塗料で塗装しました。
塗料は周囲と同じような色に合わせたものを用意し、目立たないようにしています。
雨が染み込みやすい地上部分の防水工事
隣接する立体駐車場との間の部分も工事するので、駐車場をあまり使わない日を選び、安全のため工事中は稼働を一時的に止めていただきました。
1.プライマー材塗布
路地に防水の定着を高めるプライマー材と呼ばれる下地を塗布しました。
2.ウレタン防水(2層)
ウレタン防水材を塗布します。
厚みをつけて強度を高めるため2度塗りしました。
3.トップコート材塗布
防水材の表面を保護するトップコート材を塗布して作業は完了です。
壁が元どおりになり雨漏りも止まった
施工後、ご担当者様は「ヒビ割れがなかったみたいにキレイにしてもらえてよかったです」とお喜びでした。
また、後日「雨漏りも止まっています」とご報告いただくことができました。
地下の雨漏りは、あまり通らない場所だと気付きにくく、工事も後回しになりがちです。
しかし、地下は湿気がこもりやすい上、壁の中にはビルを支える重要な構造が存在します。
ひび割れや雨漏りに気づいたらなるべく早く専門業者に点検や修理の依頼を行うことがおすすめです。