施工事例
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20年ぶりに屋上防水を点検し補修工事|塩ビシートの上からウレタン塗膜防水 堺市西区
2020.02.12
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20年ほど屋上の防水工事をしていないので一度見に来て補修してほしい
大阪府堺市西区のS様からのご依頼で屋上防水の補修工事を行なった事例です。
「前に防水工事してから20年ほど経ったので、そろそろ替え時かなと思って連絡しました。一度状態を見て、必要な補修をお願いします。」
S様邸は築約40年、3階建ての鉄骨住宅で、20年前に一度塩ビシート防水をされたとのこと。
そろそろ替え時かなということで、業者を探していたものの、どういうところに頼んでいいか決めかねていたところ、弊社のHPをご覧になって連絡くださったそうです。
早速お伺いしたところ、既存の塩ビシート防水はしっかりしており、雨漏りなどもない様子でした。
とはいえ、端部の劣化は始まっており、このまま放っておくと傷んでくる恐れがありますので、補強のような措置は必要と考えられました。
防水が丈夫でも端っこやビス周りから水が入ってしまうと中から傷んでしまいます。
S様はご高齢のため、「あとどれくらい住むかわからないし、10年持てば良い」とのことでしたので、既存の防水の上からウレタン防水を施し、劣化が見られる端部の補修を行うことをご提案しました。
工事にあたって、土日は出かけるため平日に来て欲しいご希望がありました。
屋上への経路は室内から続くハッチしかなく、家の中を通らせていただく必要があったため、在宅でないと難しいことをご説明しました。
また、工事中は室内を通るので、通り道にしっかりと養生を行い、資材を運ぶ際はぶつけたりしないように、細心の注意を払いました。
基本情報
- 費用
- 約40万円 約70㎡
- 工期
- 約4日間 約10人工
施工内容
- 清掃
- プライマー材塗布
- シール処理
- ウレタン防水材塗布
- ウレタン防水材重ね塗り
- トップコート材塗布
- 端部シール処理
屋上の塩ビシート防水の上からウレタン塗膜防水をする工事の手順
1.清掃
工事前に床面の清掃を行います。
防水材がしっかり定着するように飛んで来たゴミや塵などの汚れを取り除きました。
2.プライマー材塗布
防水の定着を高めるためのプライマー材という下地を塗布します。
塩ビシートの上にウレタン防水をする時専用のプライマー材を用意しました。
3.シール処理
端部の板金と防水の取り合い部分にウレタン製のシーリング材でシール処理を施しました。
4.ウレタン防水材塗布
全体にウレタン防水材を塗布します。
ローラーなどを使いムラがないように防水材をのばします。
5.ウレタン防水材重ね塗り
防水層に厚みを出すために防水材を重ね塗りします。
6.トップコート材塗布
表面を保護するトップコート材を塗布します。
7.端部シール処理
笠木(端部の金属部分)のビス頭とジョイント部分にシール処理を行います。
こちらは補修がしやすい変性シリコン製のシーリング材を使用しました。
屋上の既存防水の上からウレタン防水を重ね塗りすることで先10年は安心
工事後の屋上の様子をご確認いただくと、S様は「キレイになりましたね。もう一層防水ができてるとのことで今後も安心です。」とお喜びでした。
15〜20年に一度は点検や補修工事を行うことがおすすめです。
傷んでいなくても、耐用年数を超えた防水は、いつ大きな破損が起きるかわかりません。
一度建物の中に水が入る経路ができてしまうと、中から建物が傷んでしまいます。
小さな破損や劣化を早めにみつけて先回りの工事を行なっておくことが、家を長持ちさせる秘訣です。